2011年04月
2011年04月26日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社30万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は30万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
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今週のトピックは、”機械業界”特集!
~機械業界で求められる人材と
今後の課題~
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3月11日に発生した東日本大震災により、関東に工場を集中させていた機械業界は大打撃を受けました。中国からの機械需要が急増している中、震災で東北・北関東地方にある工場の機能停止が相次ぎ、また電力の供給不足もあり生産量は衰退してしまいました。日経産業新聞でもそうした機械業界の復興と生産維持を取り上げています。
中国の急速な都市化に伴うインフラ整備で油圧ショベルなどの建設機械の需要は好調に推移している。東日本大震災からの復興事業にも欠かすことができないだけに、住友建機が自家発電設備の導入を決めたほか、コマツも既存の自家発電設備の稼働率を引き上げる検討を始めた。各社とも自家発電などで東京電力などからの電力調達の削減分を補い、高い生産水準を維持する考えだ。 (日本経済産業新聞 4月11日朝刊3面より) このような中、機械業界ではどのような人材がいて、状況を打破できるのでしょうか。また中国等の海外進出に向け、どのような人材が求められるのでしょうか。弊社のMVAテスト受検者データより検証しました。 機械業界にいる人材の中で他業界と比べ、特に目立ったのが「協調性」の高さでした。このように機械業界の人材は、他と比べ協調性に秀でています。その理由として、やはり機械業界の方々は、チームで危険を伴う作業をしていくため周りとの団結と協力が不可欠であるからと考えられます。例えば、今回の震災でコマツの小山工場(栃木県)の設備が故障した際も、大阪工場(大阪府)や粟津工場(石川県)から保守人員を投入し、早期復旧を成し遂げました。この事からも、機械業界の方々は普段共に働いていない仲でも、その高い協調性をもって協力し合い、仕事する事ができたのでしょう。 その一方で、他業界と比べ著しく低かったものは「異文化適応能力」でした。このデータが示すように、機械業界は他業界と比べ「異文化適応能力」が低いです。「異文化適応能力」とは英語力を前提とし、交渉相手の文化、商習慣、契約の考え方の違い等を理解できるものですが、今後、機械業界が中国からの需要増加や、海外進出などグローバルに展開していく中、この「異文化適応能力」は欠かせないものとなっていくでしょう。この差をいかに克服するかが今後の機械業界への課題となりそうです。 ※データ標本数 ビジネスパーソン全体:8929 機械メーカー:860 ※このデータは標本より抽出したものですので、あくまで参考値としてご覧ください。
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2011年04月18日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社30万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
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今週は、"電機メーカー"特集!!
~事務職と技術職でビジネス基礎力は?~
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日本の高度成長は松下電器やトヨタ自動車をはじめとするメーカーによって支えられてきましたが、現在では韓国や中国のメーカーが勢いを増してきています。これらの海外メーカーは急成長を実現し、世界での存在感も日に日に大きくなっています。
【有機ELパネル大型TV用量産】
韓国のサムスン、LG両グループは次世代テレビの基幹部品として有望視される有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルの大型化を進める。それぞれが大型ガラス基板を採用する検討に入った。生産効率を引き上げ、日本勢などに対する優位を固める。早ければ2013年ごろに量産に入る可能性があり、大画面の有機ELテレビの普及を後押ししそうだ。
(2011年4月4日日本経済新聞1面より)
近年は海外のメーカーの勢いが目立ちますが、日本のメーカーの巻き返しを願い、日本の中心産業であるこれらのメーカーで働くビジネスパーソンの能力にはどのような特徴があるのかを探りたいと思います。
メーカーの職務は大きく分けて事務職と技術職の2種類に分けられます。弊社の調査では事務職と技術職で能力に違いが見られました。
※当ブログのデータは弊社が保有する標本より抽出したものですのであくまでも参考として、お考えください。
これらの能力の差は、個別企業の技術に携わる技術職よりも、より一般的な仕事内容である事務職の方がビジネス基礎力に直結する習慣をお持ちであるからだと考えられます。
具体的に見ていくと、能力全体でみるとビジネス基礎力という点では事務職の方の得点の方が高位の結果となりました。その中でも特に差が大きかったのは「プレゼンテーション能力」と「ビジョン概念化能力」です。
プ レゼンテーション能力は事務職平均が50.3点なのに対し、技術職平均では40.5点とその差は9.8点でした。日常業務の中でプレゼンテーションの機会が多いためかこの能力に大きな差が見られました。
プレゼンテーション能力は「伝える力」です。どんなに素晴らしい専門スキルを持っていたとしても、素晴らしさを伝える・後輩に伝授するなど、人に伝えなければ組織としての強みには繋がりません。
一方、ビジョン概念化能力は事務職平均が52.8点なのに対し、技術職平均では46.5点でその差は6.2点でした。これも日ごろの仕事において経営を強く意識する事務職と、技術の発展を求める技術職の仕事タイプの違いによる結果が表れたものと考えられます。
仕事のタイプは良し悪しを決めるものではありませんし、技術職の方がビジネス基礎力の得点が低いからと言って一概に事務職の方が優れた人材だということではありません。このテストでは専門性は考慮されないからです。
しかし、技術職の方は一般的なスキルよりも専門スキルを重視されることが多く、ビジネス基礎力を意識する人は少ないように思われます。しかし、日本では専門性領域だけの分業は珍しく、プロジェクトなどチームで成果を出さなくてはならない機会の方が多く見られます。
専門スキルのみを追求していては、成長に限界を迎えてしまうのです。ですからビジネス基礎力を鍛えることは、伸びしろを更に広げ、専門スキルをより有効に発揮させる効果を持ちます。専門スキルに加え、ビジネス基礎力を高めることが出来れば、チームとしてこれまで以上に成果を出せる人材となれるでしょう。
弊社ではビジネス基礎力の測定に留まらず、強みと弱み・性格特性までも見える化し、ビジネス基礎力を高めるための一人ひとりに合ったアクションプランのご提案も行っております。
もし少しでもご興味を持たれた方は、お気軽にお問合わせください。
※データ標本数
ビジネスパーソン全体:8906 電機メーカー:780
事務系:538 技術系242
※このデータは標本より抽出したものですので、あくまで参考値としてご覧ください。
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