2011年07月

2011年07月25日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今週のトピックは、
~中高年労働者の必要性~
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 従来の年功序列制は薄れ能力主義が強まっている現代、若い人でも能力があれば出世できるようになりました。このように組織がよりフラットに変化していく中、中高年は若手に負けず生き残っていく努力を強いられています。ただし、中高年ならではのスキルの重要性も明らかになっています。

 加齢により能力が落ちるかどうかに関する多くの先行研究によれば、「低下しない」あるいは「上昇する」というものが多い。もちろん筋力や体力は落ちるが、対応力や判断力、そして一般的に技術や技能の熟練については「上昇」あるいは「上昇後一定」とする調査が多い。(中略)中長期的に全体としては労働力人口が急激に減少するので、企業が競争力を向上できるか否かは、中高年のスキルを若者に継承する仕組みを今以上に確立し、人材を育成し定着させられるかにかかっている。
(日本経済新聞 7月19日朝刊25面より)

 中高年に特徴的なスキルとは、具体的にどういったものなのでしょうか?そこで今回は、一般的に「中高年」と呼ばれる40歳以上とそれ以下とで能力・性格特性を比較してみました。


データバンク中高年1

 グラフより、「リーダーシップ能力」「マネジメント能力」「タイムマネジメント能力」において、若年者より中高年者のほうが高い数値が出ています。これらは後天的能力であり、環境や経験により高くなったり低くなったりするものです。「年の功」がものをいう能力でもあり、年を重ね多くの経験を積んでいる中高年の強みであると言えます。

 また、性格特性の違いをみると以下のようになりました。

データバンク中高年2

 中高年に特徴的なのは、「指導性」「論理性」の高さです。若者はまだ人生経験が浅く、垂直思考をしがちなため感覚的に判断することが多い一方で、中高年は豊富な人生経験からイマジネーションを働かせることで水平思考が可能です。さまざまな選択肢を想定したうえで最善の判断を下し、より論理的に結論を導くことができるのです。

 経験による対応力や判断力、さらには人脈といったものは、中高年にしかありません。これらを武器にすれば、今後より能力主義が強まっていく社会の中で生き残っていくことができるでしょう。また企業側も、こういった違いを把握したうえで社員の配置や仕事の不振り分けを行うなど、若者と中高年の最適構成をはかっていくことが重要です。

標本数
中高年:3530 若者:5316
※このデータは標本より抽出したものですので、あくまで参考値としてご覧ください。
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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |

2011年07月18日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。


※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今週のトピックは、
~心の健康管理の重要性~
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日常生活において、「ストレス」は誰にとってもつきものです。ストレスを溜めれば溜める程、日常生活はもちろん、仕事にすら多大な影響を及ぼしてしまいます。その対策として、社員の心の健康状態にも気を配る制度が充実してきました。

クラレは心の病で休職した社員が職場復帰するときに使うリハビリ出勤制度を拡充した。(中略)リハビリ出勤は、簡単な仕事を短時間こなしながら復職を目指す狙いで、2007年に導入した。最初に最長6ヶ月取り組んでも復職できなければ、もう一度休職する決まりになっていた。このほどの改定で、初回は最長10カ月取り組めるようにした。(中略)リハビリ出勤中は休職扱いにしないなど一般的な制度よりも踏み込んでおり、心の病で休んだ社員の職場復帰を支えている。
(日本経済新聞 7月4日朝刊13面より)

ビジネスの世界では、健康管理に対する責任が重くなってくると同時に心の健康管理も重要となります。心の健康管理を怠って、心の病にかかってしまうと、仕事やプライベートで今まで自分が築き上げてきたものが崩れてしまいます。もちろん、ストレスは仕事だけが要因ではありませんが、今回は、仕事とストレスの関係を様々な方向から検証してみたいと思います。

 まず、今回日本経済新聞でも取り上げられていた、化学・医療を中心に、商社、金融、機械の4つに焦点を当ててストレス値を見てみました。(弊社測定ストレス値:30点満点)

グラフ1

 

このグラフによれば、医療・化学、商社、機械業界に勤めている方は金融の方々の約倍ものストレス値が計測されています。医療・化学、機械業界は、緻密な作業を要する業務であり、高度な集中力を要し、それがストレスとなるのでしょう。また、ストレス値が最も高かった商社は多種多様な業務が国内外問わず展開されているため、やるべき事が多く、海外とのコミュニケーションも行っていかなければならないからと考えられるでしょう。
では、何故金融はストレス値が低いのでしょうか?

グラフ2

第1の視点:メンタルマネジメント能力・マネジメント能力の高さ!
 このグラフから、金融業はメンタルマネジメント能力・マネジメント能力共に、他よりも高いことがわかります。メンタルマネジメント能力は、「心の健康を管理」する能力ですので、この能力が高いほどその人は効率的にストレスを発散できます。また、マネジメント能力とは簡単に言えば「人を使いこなす」能力です。マネジメント能力が備わっていないと、部下との連携がうまくいかず、結果的に仕事にも支障がでてしまいます。「部下に任せるよりも、自分がやった方が確実で早い」と思ったことある人も多いのではないでしょうか。しかし、これは結局自分の負担を増やしてしまっているだけに過ぎません。このようにマネジメント能力、メンタルマネジメント能力がきちんと備わっていれば、心の健康状態を維持し、仕事の負荷を自分と部下で均等に配分することができるため、ストレスを溜めすぎることはなくなるでしょう。

 次に、協調性とリーダーシップ能力の面からも見てみます。

 
 
グラフ3
グラフ4


第2の視点:一定レベルの協調性とリーダーシップ能力の高さ!
ここからわかることは、金融だけ協調性が低く、リーダーシップ能力が高いということです。協調性にはいわゆる協調性といった面と、緻密性・几帳面性といった2側面があります。前者の方で見れば、協調性が低いということは周りと協力しにくいという風にとることができますが、裏を返せば自分の意見を殺して周りに協調してしまうと捉えることもできます。これは気付かないうちに自分の心にとってかなりの負担となっています。後者の方で見ると、金融業には金勘定をするための緻密性・几帳面性といった協調性が必要となるため、ある程度の協調性は必要とされます。
次に、金融は他よりもリーダーシップ能力が5点程高くなっています。この能力が高いということは、自分が望む時にリーダーシップを発揮し意見を述べる事ができるという風に捉える事ができます。つまり、上記二つのグラフを踏まえて考察すると、ストレス値が一段と低い金融業界のビジネスパーソンは、ある程度協調性がありつつ、自らリーダーシップを発揮し、自分の意見をきちんということができる、ということが言え、ストレスを溜めすぎる事はないのでしょう。

 今後のアクションプランとして、ストレスをコントロールするために後天的能力である「マネジメント能力」、「メンタルマネジメント能力」、「リーダーシップ能力」を高めることが重要となってくるでしょう。

標本数
医療・化学:746  商社:235  金融:1465  機械:1366
※このデータは標本より抽出したものですので、あくまで参考値としてご覧ください。

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