2011年09月

2011年09月26日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら

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今週のトピックは、
~健康への意識も忘れずに~
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 「身体は資本」。どんなに優秀な能力を持っていたとしても、健康という基盤が崩れては能力を発揮することはできません。最近、企業による従業員の健康管理への関心が高まっています。今回は健康というテーマで市場価値データを紐解いていきたいと思います。

 先日の日経新聞で大手総合商社が健康管理サービスに参入するというニュースがありました。これをきっかけに福利厚生サービスの一環として企業による健康管理が促進されるかもしれません。

住友商事、健康管理サービス参入、東急不動産系に出資、各種プログラム提供。
 住友商事は法人向けの健康管理サービス事業に本格参入する。このほど出資した東急不動産の福利厚生代行サービス子会社の販路も活用。IT(情報技術)を利用して歩数計データなどを管理する独自開発プログラムの利便性をアピールし、社員の健康増進に取り組む企業に売り込む。2年後にサービスの利用対象者を100万人に増やしたい考えだ。
 販売する健康管理サービスの名称は「KENPOS(ケンポス)」で、住友商事が一括管理する。導入企業の社員は会員登録後、普段使う歩数計のデータなどをパソコンで入力したり、あらかじめ用意された専用の交流サイト(SNS)に日記を投稿したりする。企業の健康保険組合からは、登録社員の後発医薬品の利用データなどがケンポスのシステムに自動的に送付される。(中略)
 住友商事はこのほど東急不動産子会社のイーウェル(東京・千代田)が実施した第三者割当増資を引き受け株式の20%を取得した。住友商事は自社の販路に加え、イーウェルが抱える200万人の福利厚生サービス会員にもケンポスの活用を促す。
 すでにケンポスは住友商事本体の社員が所属する住友商事健康保険組合、サッポロビール健康保険組合などが導入済み。8月末時点の会員数は約5万人となっている。
(2011年9月8日 日本経済新聞朝刊 10面より抜粋)

 では、企業が健康管理を行っていく際、どのような年代の人たちの健康状態を特に気にするべきなのでしょうか。年齢の影響が出やすい高齢年代か、若さゆえに無理をしてしまう20代でしょうか。弊社の市場価値測定テストの評価項目の一つである「健康維持管理能力」のスコアを年代別に見ていきましょう。

年代別健康能力

 グラフを見ていただければわかるように、30代のビジネスパーソンのスコアが目立って低いことがわかります。このことは何を意味しているのでしょうか。筆者なりの考察を述べていきたいと思います。

結論から申し上げると、「働き盛りゆえに健康への意識が薄れる」のではないかと考えられます。仕事も一通り経験し、責任ある仕事を任されて面白みを感じている年代が30代です。企業としても知識やスキルを蓄積し、エネルギーにあふれる30代の戦力を最大限活用したいと考えるでしょう。
 ただし、個人としては仕事の面白みにのめり込み、企業としては貴重な戦力として活用し続けることで健康に対する意識は薄れていってしまいます。

「体は資本」です。企業が従業員の健康管理を行う際には、健康から意識が離れてしまっている働き盛りの30代をサポートすることで、企業の人材力は更に向上することでしょう。

 次に健康を左右する大きな要素、「ストレス度」を見てきましょう。
弊社の市場価値測定テストではビジネスパーソンのストレスの状態「ストレス度」を数値化しています。このストレス度を年代別に見てみましょう。

年代別ストレス

 健康維持管理能力とは異なり、年齢が高くなるにつれて低くなっていることが分かります。これは仕事での経験を多く積むことによってストレスへの対処法を身につけていくことによるものと考えられます。
 20代、30代は仕事を優先するあまり、精神的に余裕を持てる人はなかなかいないのではないでしょうか?やりがいのある仕事をしていても過度にストレスがかかった状態では、良いパフォーマンスは生み出せません。
 逆に、あまりストレスが無い状態ではぬるま湯のような状態で成長が期待できません。ストレスが適度にかかった状態こそ、良い緊張感を持って仕事に臨めるというものです。

是非読者のみなさんもご自身のストレス度を測定し、適度なストレスがかかった状態を維持するようにしましょう。


サンプル数:9347
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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |

2011年09月19日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
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今週のトピックは、
~なぜ日本人起業家は少ないのか~
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 日本では、起業は「リスクが極めて大きい割にリターンの少ないもの」というイメージが強く、安定志向の高まりからも起業家はあまり見られません。しかし近年では、シリコンバレーで日本人起業者が増えていると言います。



米カリフォルニア州のシリコンバレーで日本人によるIT(情報技術)関連企業の創業が相次いでいる。これは、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)や、ソフトをネットワーク経由で使うクラウドコンピューティングの普及で起業コストが低下。世界展開のしやすさや、事業が軌道に乗った後に他企業へ売却するといった「出口戦略」の立てやすさも進出に拍車をかけている。(日本経済新聞 97日朝刊 12面)



今まで金銭的リスクの大きさが懸念されてきた起業。上記のように多額の起業資金が縮小したことで、このリスクはかなり軽減されたと考えられます。にも関わらず、シリコンバレーにおける企業家のうち日本人が占める割合は7%程度と、諸外国と比較すると起業活動はまだまだ少ないのが実情です。

資金面での参入障壁が低くなった今、人材面ではどういった課題があるのでしょうか?弊社MVAデータを用いて分析してみたいと思います。


venture

 

文字通り起業家としての重要な要素である「ベンチャーマインド」(20点満点)は、経年で比較すると上記のようになります。2003年から2007年にかけて年々低下し、その後は上下を繰り返しているものの半分の10点にも満たないことがわかります。不景気が続き就職情勢も厳しい中で、若者の安定志向は強まる一方。リスクを冒してまで自分の夢を追いかけるよりも同じ会社に長く勤めようというローリスク・ハイリターンの考え方が強まったことでこのような意識が薄れてきたことは、現在の就職状況を見ても明らかでしょう。

ここでいう「ベンチャーマインド」は自主的に考え行動に移す力ですので、起業だけではなく、入社後に「指示待ち人材」にとどまらず「自主行動型人材」として活躍するためにも重要な要素です。リスクを恐れてばかりではなく、新たな事でも善し悪しを判断して挑戦していくことを心がけましょう。

また、性格特性では、正義感や使命感の強さを表す「CP(指導性)」や冷静に物事の判断をくだすことのできる「A(論理性)」、新しい発想を生み出し実現する「FC(活動性)」などといった要素が高いと、起業家に向いていると考えられます。しかし、ビジネスパーソンの平均値は以下のようになります。
personality

Aは比較的高いものの、CPFCの低さが目立ちます。FCは遺伝的な要素であるため意識的に高めることは難しいですが、CP Aは環境や教育に影響を受けるものですので、努力次第で大きく高めることも可能となります。個人による成果が評価されることが多いですが、こういった要素は組織・グループで行動する際に醸成されやすいものです。若いうちから積極的に多くの組織に所属することが効果的でしょう。



起業家やベンチャーマインドの高い人材が多く存在すれば、その国の活力や将来の潜在成長力の向上にもつながります。これでいいやと自分で限りを決めるのではなく、さらなる高みを目指す意識を持って日本全体を活性化していくべきではないでしょうか。





※このデータは標本より抽出したものですので、あくまで参考値としてご覧ください。

全体:9404
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