2011年12月
2011年12月12日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
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今週のトピックは、
~従業員から見る「いい会社」とは~
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11月29日、日本経済新聞社より総合企業ランキング「NICES(ナイセス)」の2011年度版が発表されました。配当や株式時価総額など「投資家」、認知度など「消費者・取引先」、女性や多様な人材活用といった「従業員」、雇用者数や社会貢献という「社会」、将来の成長力を測る「潜在力」という幅広い5つの視点から上場企業を総合評価するシステムで、「いい会社」のランキングを決めています。
そこで、人材評価や人材開発支援をおこなっている私たちは「従業員」の分野に注目しました。以下が、「従業員」という指標によるランキングです。
(2011年11月30日 朝刊14面より)
「従業員」の分野では、「有給休暇」、「育児介護休業」、「女性活用」、「定着率」、「多様な人材活用」の5項目が指標となって企業が評価されています。そこで、ランキング上位の3社は具体的にどういったことを行っているのか探り、今後の人材育成のあり方について考えてみたいと思います。
≪1位 ダイキン工業≫
「グローバル人材」の育成を重視している点が評価されたようです。ダイキン工業は『人は仕事の経験を通じて成長する』という考えのもとOJTを中心に従業員の能力開発に努めています。また、この補完として、グローバル事業の第一線で活躍できる経営幹部層を育成する「経営幹部塾」や外国人幹部候補への研修「ダイキンビジネススクール」など、さまざまなOFF-JTにも取り組んでいます。2008年にはグローバル研修所を設立し、世界中のグループ従業員を対象に、各国生産拠点での指導者育成に向けた「技能トレーナー研修」やダイキン経営理念を理解し海外拠点へ浸透させる人材育成に向けた「ブリッジパーソン研修」などを実施しています。現時点でここまでグローバル人材の育成に積極的に取り組んでいる企業はあまりないでしょう。これは、今後より進んでいくであろうグローバル化社会において、人材力という点で大きな効果をもたらすことが期待されます。
≪2位 資生堂≫
女性に対する制度の充実度が評価されたようです。資生堂は国内社員の女性比率が8割近く、女性を積極的に登用していることがわかります。最長5歳まで利用できる育児休業や、夫の転勤などで職場を離れても復職できる制度など、安心して働ける職場環境が整えられています。また、社員のキャリア形成を支援する組織として今年4月にはキャリアデザインセンターを設立し、キャリアに関する個別相談やセミナーの実施などを通じてキャリア支援を行う体制をスタートさせる一方で、社内ジョブチャレンジ制度やフリーエージェント制度など自立的なキャリア開発もサポートされており、「仕事と家庭の両立」を積極支援している点が社員の定着率を高める要因にもなっているのでしょう。また、現地法人幹部および本社社員を対象とした育成プログラム「資生堂グローバルリーダーシッププログラム」を実施したり、世界4地域にてリージョナル人材育成コミッティーを2009年に設立して各地域における人材育成をすすめるなど、グローバル人材育成にも努めています。
≪3位 高島屋≫
こちらも女性活用が盛んな点が評価されたようです。管理職にも積極的に女性を登用しています。また、多様性を尊重し、有期雇用社員を含めた人事制度、60才以降の再雇用制度、障がい者雇用促進など、すべての従業員の能力発揮に向けた取り組みを強化しています。入社後10年間の「メンター制度」を導入している点からも、人材に対するサポートの厚さがうかがえます。
これらのように、「グローバル」「女性」などといった軸から人材の多様化に対応している企業が評価されており、よりオープン社会になっていく現代においてはあらゆる企業でそういった研修や制度を整えていく必要があると考えます。弊社でも各種グローバリーダー養成プログラム研修により、世界で活躍できる人材の育成を支援させていただいております。この機会に「グローバル人材育成」について考え直してみてはいかがでしょうか。
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2011年12月05日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
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今週のトピックは、
~異文化適応能力の高め方~
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近年企業の海外展開が目立つようになってきました。企業が求める人材像もグローバルに活躍できる人材や、語学力の高い人材へとシフトしてきています。また、企業内研修でもグローバルを意識した内容を取り入れる企業や、社員を積極的に海外へ研修に行かせる企業も増えてきました。以下、日本経済新聞より引用した記事となります。
「内需型企業 海外展開狙い人材育成」
食品や日用品など内需型企業がグローバル展開を担う人材の育成に乗り出す。日本たばこ産業(JT)は2017年までに海外工場を技術指導する日本人の製造担当者を300人育てる。味の素は海外の大学などに年20~30人の研究員を派遣、花王は国境を越えた幹部育成を始めた。今後の成長のカギとなる海外市場展開へ人材育成を急ぐ。(中略)サントリーホールディングスも今年から海外事業を支える人材の育成を本格化。若手から管理職まで幅広い年代を対象に、毎年約30人を経営スキルを身に付ける研修などに参加させる。
(日本経済新聞11月17日 朝刊 13面より抜粋)
弊社では、海外市場展開において活躍する人材に備えるべき能力の一つに「異文化適応能力」を挙げています。この能力では、読解や会話だけでなく、異国のカルチャーや商習慣への理解も求められます。外国では、日本人特有の「行間を読む」といったような習慣はないため、きちんと言葉で伝えなければなりません。そのための一番効果的な方法は毎日英語をシャワーのように浴びる環境に自身を置くことがあげられますが、社会人になってしまったらあまりそういった機会がないのが現状でしょう。
この能力を高める最も簡単な方法の一つに「TOEIC」があげられます。
以下、弊社独自の「市場価値測定テスト」にて、TOEICスコア別にみた「異文化適応能力」の差を検討してみました。なお同テストでは、TOEICスコアは「受検経験なし」「470点未満」「470点以上」「600点以上」「730点以上」「860点以上」と分けています。
このグラフから一目瞭然ですが、TOEICの点数が高い人程、異文化適応能力が高くなっています。ビジネスパーソン全体平均は約30点なので、TOEIC600点以上持っている方は、全体平均を超えていることがわかります。
また、次のグラフをご覧ください。
これは、先程の分類の中で「ビジョン概念化能力」と「ストラテジー策定能力」を比較してみたものです。この2つの能力に関しても、異文化適応能力と同様、TOEICの点数が高くなっていくほど能力は比例して高くなっています。
上記2つのグラフから読み取れることとしては、「グローバル人材を目指そう」とはっきりしたビジョンを持てる人は、まずは外国人とのコミュニケーションに必要な「語学力」を伸ばすためにTOEIC受検をし、英語に触れる機会を自ら増やすといったビジョンのための明確なストラテジーを考えられる人が多いということだと考えられます。「グローバル人材」といったビジョンのためのストラテジーをきちんと組み立て、そのプロセスの一つとして「TOEIC等の資格」を取り、ビジョン達成のために頑張っていくことができるのでしょう。もちろん、「資格力」だけでは意味がありませんので、「資格」の土台として「ビジネス基礎能力」が高いことは大前提としてあります。しかし、このような人材は、グローバル人材としての活躍はもちろんのこと、国内での有力な戦力として活躍することもできるでしょう。
※データ標本数:470点未満:2032/470点以上:1178/600点以上:950/730点以上:776
/860点以上:552
※このデータは標本より抽出したものですので、あくまで参考値としてご覧ください。
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