2012年04月

2012年04月30日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

----------------------------------------------

今週のトピックは、

~仕事力とグローバル人材~

----------------------------------------------

 

 

グローバル化の波は、大学に入学時期変更を迫るなど、今や無視できない流れとなっています。しかし、ただ語学ができるだけではグローバル人材になれません。リーダーシップ・対人関係能力など、普遍的に求められている仕事力が伴ってこそ、真のグローバル人材と呼べるのです。先日の日本経済新聞でもグローバル人材育成についての記事が掲載されていました。

 

 

グローバル人材育成を

社員教育に熱心な河本武ユーハイム社長は、東京大学から秋入学構想が提言されたのは時代の必然だと指摘。コミュニケーション能力や課題解決能力を備えたグローバル人材の必要性を説くとともに、英語教育の見直しを求めています。産業界で働くためには、まずは仕事ができることが重要。頭でっかちではなく、リーダーシップがあり、他人とコミュニケーションが取れ、様々な課題を見つけ解決できる力が大切だ。つまり、「人間的偏差値」が高い人材である。いくら語学ができてスキル(技術)と知識があっても、マインド()とバーチュー(美徳)がなければ仕事はできない。いずれにしても、他国の文化やメンタリティーを理解するのは容易ではありません。グローバル人材を育てるためには若者が異文化を体験する仕組みをもっと増やすことが大切だと痛感する。

(日本経済新聞 2012326日 朝刊27面より抜粋・加工)

 

 

「グローバル人材」-昨今、耳にたこができるほど聞かされるこの言葉。職種・業種に問わず、どんな企業も欲する能力・人材となっています。しかし、その需要に見合う人材の供給を果たすことができていない日本の大学。企業の人材育成に力を入れることはもちろんのこと、これからは大学時代からこれらの能力を伸ばすことを求められています。

 

 

さて、仕事力の構成要素として重要な評価項目であるリーダーシップ能力でありますが、ここで弊社が実施している市場価値測定テストの結果を見ていきましょう。


 

無題

 

リーダーシップ能力は最も他の能力と比べても最も平均値は高く、全体像としては強みであると言えます。この結果から、ヒューマンスキル的には問題のない方が多いと言えるのではないでしょうか。

一方、異文化適応能力は全体像としてはボトルネックであり、異文化への理解力・適応能力が欠如していることがわかります。

 

 

次にTOEICの得点分布を見てみましょう。


無題1
Non-Native
として十分なコミュニケーションができるとされている860点以上の割合は受検者のわずか10%であります。

 

 

そして、リーダーシップ能力とTOEICの点数との相関関係を見てみると、

 

 


 

無題2

 

TOEICの点数が高いほど、リーダーシップ能力が高いという結果が出ましたが、その差はわずか10点以内であり、英語力を身に付ければ誰もが諸外国の方々と円滑にコミュニケーションが取れ、グローバル人材になるチャンスがあることを示しています。

 

 

グローバル化が進む社会において、必要とされている「グローバル人材」。グローバル人材と聞くと、自分とは程遠い世界だと考えている方も、成功への道は意外と近いものです。語学力を伸ばすことにより、コミュニケーション上でリーダーシップが発揮できます。積極的に国外に出て完全にアウェイという環境で修羅場体験を積む。こういう経験の積み重ねにより、日本企業においても多くのグローバルリーダーが生まれる可能性があります。時代の変化をチャンスとして捉え、優秀な人材を目指しましょう。

 

 

この記事を最後まで読んで下さった方は、グローバル人材への努力を惜しまない方

でしょう。我々と一緒にグローバル人材への一歩を踏み出してみませんか。

 

 

 

グローバル人材育成研修の最新情報はこちら!是非ともご参加下さい。

http://www.v-change.co.jp/topics/topics_1331540323.html

 

 

 

 

※データ標本数:9920 (うちTOEIC受検者標本数:5630)

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 

 

------------------------------------------------


 

あなたの市場価値はどれぐらい?
テスト受検希望者はこちら


転職希望者必見!
MVAによる最適な転職支援サイト「日本人材銀行」はこちら

経営者・人材開発責任者の方へ
ミスマッチのない有能な人材をご紹介いたします
詳しくは
こちら

----------------------------------------------


続きを読む

藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |

2012年04月23日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら

----------------------------------------------

今週のトピックは、

~自立力、そして国際力~

----------------------------------------------

 

現在、国内市場は縮小しグローバル化は拡大し続けています。企業はこれまでの人材育成のやり方を、グローバルな人材を育成させるための方法へとシフトさせなければならないでしょう。グローバルな人材を育成するために着目すべきポイントはどのような点なのでしょうか。人材育成の取り組みの例として下記の記事をご覧ください。


活かす企業人 丸紅

執行役員 人事部長 葛目薫氏

―自分の色を持ち、自ら動ける人材を育成―

(前略)当社は「ジブンカラ―」という採用コンセプトを掲げています。多様な自分の色(カラー)を持ち、かつ自分から取り組むという自立性も備えている人材像をあらわしています。世界で対峙する新興市場は変化が激しく、価値観も文化も風習も日本とは異なります。その中で企業として強さを発揮するのは、いろいろな個性や色を持つ人材が集まった企業だと考えています。(中略)

2大注力点である若手の戦力化とリーダー人材の養成のうち、若手は「研修」「経験」「処遇」を三位一体で連動させつつ、「現場」と「グローバル」を加えた5つのキーワードをベースに育成し、活かしています。中でも「グローバル」は、若いうちに海外で修羅場を経験させて、異文化に対する抵抗感をなくすことが目的です。入社27年目の総合職全員が20台のうち必ず一度は海外を経験します。通常35年程度の海外勤務となる駐在員のほか、語学研修をし、海外店や事業会社で実務を勉強するビジネストレイニーなど、いろいろな立場で海外に飛びます。(中略)

今の若者は自分たちの時代と比べて、よく勉強しているし、洗練されていますが、ハウツーやスキル習得に走りがちで面白みに欠ける面があります。昔の学生は無駄なことをたくさんしていて、長い目で見るとそれがためになっていました。漠然とでもいいので夢を持ってほしい。何をすべきか目的意識があると、方向性はぶれません。競争相手となる新興国の同世代はハングリーで、夢を持っています。負けないでほしい。そこで負けなければ、会社も強くなれるし、日本も強くなれるはずです。

**ひとこと**

夢と目的意識があれば方向性はぶれない。ハングリーな海外のライバルに負けるな。

(日本経済新聞 2012318日 朝刊6面 より抜粋、加工)

 

この記事では、現在ビジネス環境はグローバル化によって異文化に適応する力が求められており、その中で、個人が夢(ビジョン)を持って努力していくことが、個人の自立性を育み、強い「個」の育成につながるのだと述べています。

 

ボーダレスになっていくビジネス環境。今後、異文化適応能力の重要性は増していくでしょう。そして、個人として自立し、夢(ビジョン)を持って行動していくことが先の見えない現代において最も大事な心構えではないでしょうか。人材育成のキーワードは「異文化適応能力」、そして「ビジョン」。今回はこれらの能力について述べたいと思います。

 

弊社が実施しているビジネス基礎力(=仕事力)を測定するMVAテストがあります。これによれば、現在、ビジネスマンの異文化適応能力が他の能力に比べてかなり低いことが分かります。下記のグラフをご覧ください。




ビジネス基礎能力比較


他の能力に比べ、異文化適応能力がかなり低いことがわかります。グローバル化が進む中で、異文化に適応していく力は必須なので、この能力の醸成には努めるべきです。また、何も海外へ行くことだけが異文化適応能力を高めるための手段ではありません。全く違う業種の人や、年代の違う人などと触れ合うこと、つまり積極的に「他流試合」を行うことも異文化適応能力を高める手段であります。いわゆる「井の中の蛙」にならず、多くの人とたくさん交流していきましょう。

 

次に「ビジョン」です。年別にビジョン概念化能力を見てみますと、右肩下がりになっていることがわかります。


年別ビジョン概念化能力


「ビジョン」は能力開発のエンジンと呼ばれ、今回の記事でも書いてあった通り、重要な能力です。他の能力よりも、まずこのビジョンを作ることをお勧めします。そして、ビジョンのほかにバリュー保有能力、ストラテジー策定・実行能力があります。ビジョン、バリュー、ストラテジーが自立の三要素と呼ばれ、個人が自立し成長していくためには必要不可欠なものです。

 

企業の人材育成としては、まず基本的なビジョン、バリュー、ストラテジーなどの土台をしっかり個人に醸成させることを勧めます。そうすることで、個人が自立し、主体的に行動し成長していきます。その上で、「異文化適応能力」の育成を図ることが望ましいです。

 

まずは個人の取り組みとして、そういった能力を意識して、伸ばしていくことができれば、ビジネスパーソンとして大きく成長していくことでしょう。帰属社会から契約社会になっている今、「強い個」が求められています。「ビジョン」を持って、それに向かって突き進みましょう。

 


※データ標本数:9885

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 



あなたの市場価値はどれぐらい?
テスト受検希望者はこちら


転職希望者必見!
MVAによる最適な転職支援サイト「日本人材銀行」はこちら

経営者・人材開発責任者の方へ
ミスマッチのない有能な人材をご紹介いたします
詳しくは
こちら

----------------------------------------------


藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |
■Links■
企業変革創造
市場価値測定研究所
日本人材銀行
All About
留学協会
■記事検索■
人気ブログランキングへ
ランキングはこちらをクリック!
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: