2012年08月
2012年08月27日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら
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今週のトピックは、
~広げよう日本の力~
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「国際化」「グローバル化」など、様々な言葉で、日本の海外進出が叫ばれています。その影響を受けて、現在ではビジネスパーソンをはじめとして多くの日本の学生なども、英語を学び、また、海外へ行き、現地の文化を体感しています。そういった中で、日本が世界に対してではなく、世界が日本の文化に対して注目を集めている記事を紹介しましょう。
ニッポン人気新興国に広がり
【ロサンゼルス=岡田信行】日本のアニメーションやコミック(漫画)の人気が米欧で根強く続いている。最近は中南米やアジアなど新興国でもファンが増え始めた。アニメを通じて日本語や日本文化に関心をもつ人も少なくない。その「ソフトパワー」を頼り、円高やアジア企業との競争で苦戦を強いられる日本企業が、アニメやコミックを自社商品の販売促進に活用する動きも目立ってきた。
トヨタも活用
「今回は新車の宣伝ではなく、移動する楽しさを伝えたい」。トヨタ自動車は、今年の米ロスのアニメエキスポに、有力制作会社「スタジオ4℃(ヨンドシイ)」(東京都武蔵野市)と組んで制作した短編アニメ「PES(ペス)」を出品した。作品の中にトヨタ車が出てきたり、登場人物の言動や場面設定に交通マナーや環境技術などの考え方が織り込まれ「トヨタの思想や哲学を知ってほしい」(トヨタモーターセールス&マーケティングの稲川博氏)という。
円高や他のアジア企業の伸長で様々な分野で「メード・イン・ジャパン」がシェアを落とす現実がある。一方で、アニメなどを通じ日本に関心を持つ層が生まれる現実もある。潜在的顧客にいかにアプローチし、市場を開拓するか。日本企業の地道な販売促進活動が世界に広がっている。
(日本経済新聞8月13日 朝刊6面 より抜粋、加工)
今、国際化の波を受けて、多くの人がグローバルマインドで海外へ目を向け、グローバル人材になるための努力を払っています。しかしながら、その成果は出ているのでしょうか?弊社が実施しているビジネス基礎力(=仕事力)を測定するMVAテストがあります。これによれば、グローバル人材かどうかを測る指標となる異文化適応能力は他の能力に比べ、低い値を示しています。また、その能力は年毎に上昇していません。以下の2つのグラフをご覧下さい。
近年、社会的風潮として叫ばれているグローバル化。多くの人がグローバル人材になるために、英語を学び、海外へ行き、そのスキルを上げているにも関わらず、上記に示す通り、その能力は飛躍的向上を見せていないことが分かります。
アニメが世界から注目を浴びている記事を見て感じたことは、実は日本人自身が日本独自の魅力、日本の良さなどを客観的に把握できていない表れでしょう。
いくら、異文化に接して、そこで適応しても、自己の文化や慣習を織り交ぜて、感性や知識や感覚を、異文化と融合させなければ、それは本当の異文化適応とは言えないでしょう。
今回、日本のアニメが世界で注目を浴びている記事を紹介しましたが、日本人が世界に対するアプローチをする上で、日本独自の文化や慣習、日本の良さ、魅力などをきちんと理解することが必要ではないかということです。今一度、グローバル化という風潮だけで、自国の強みを見ることなく進んで行くことに、私たちは警鐘を鳴らさなければならないでしょう。
※データ標本数:10227名
※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。
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2012年08月20日
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市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
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市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
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今週のトピックは、
~ベンチャーマインドで勝ち抜く~
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日本にはこれまで3度の起業ブームがあったと言われていますが、2008年のリーマン・ショック以降の世界的不況によって、起業の流れも下火になってしまいました。現在では、少子高齢化の進行する日本社会の風潮を現すように、シニア層の起業が増えているそうです。先日、日経新聞にシニア層の起業に関する興味深い記事が掲載されていました。以下、ご覧ください。
起業「老高若低」に――シニア1.5倍、経験・人脈生かす
若年層の起業が減る半面、シニアの起業が活発だ。2011年度は60代以上の起業が全体の6.6%となり、この比率は米リーマン・ショック前の1.5倍に増えた。企業OBが経験や人脈を生かす例が多く、年金の支給年齢引き上げを控えて雇用の受け皿としても期待が高まる。一方で起業に占める若年層の比率は過去最低の水準だ。イノベーション(技術革新)の停滞が懸念されている。
日本は起業への意識が主要国と比べて低い。2012年度の経済財政白書は、日本のベンチャーキャピタル投資が国際的に際だって低い現状に警鐘を鳴らした。国内総生産(GDP)比では0.00007%。英国は日本の30倍、米国は17倍、韓国は10倍だ。白書は起業家の社会的地位が海外より低く、事業化の知識も乏しいことが背景にあると指摘している。企業から大学に流れる研究開発費が少ないのも日本の特徴だ。起業環境の悪化は新規株式公開(IPO)の減少を通して日本の金融市場の活力も奪う。ベンチャーキャピタルに投資しやすい環境整備や産学連携の改善などが急務となっている。
(日本経済新聞8月6日 朝刊3面 より抜粋、加工)
日本の労働力人口が減少の一途を辿る中で、「女性・シニア層・外国人」労働者を活かさなければならないと言われており、シニア層の起業は評価できるものであると言えるでしょう。また、年金の支給年齢引き上げを目前に、雇用の受け皿という点からも、シニア層の活用には期待が高まります。
次に、弊社の行う市場価値測定テストの中の「ベンチャーマインド(ビジネスパーソンの自立度)」という項目から見ていきましょう。ベンチャーマインドは、事業を起こそうと考える人だけでなく、あらゆるビジネスパーソンに求められるものです。企業において、他者に依存せずに、主体的に考え、迅速に行動することがますます求められる時代ですから、ベンチャーマインドはビジネス・プロフェッショナルの必須要件となるのです。
ここで、市場価値測定テスト受検生の内、シニア層、若年層、そして受検生全体のベンチャーマインド平均をご覧ください。
上図の通り、若年層のベンチャーマインド平均は受検生全体平均を上回り、シニア層のベンチャーマインド平均は受検生全体平均を下回っています。若年層の方がベンチャーマインドをより強く持っていることは健全でありますが、実際に起業している若年層のビジネスパーソンは減少しているのが実情です。現在の日本社会がベンチャーマインドを育む風土ではないために、人脈や経験の豊かなシニア層の起業が増え、若年層の起業はなかなか活性化しないのでしょう。
上述のベンチャーマインドを活かせない状況を覆すべく、洞察力や先見性を磨き、自立したビジネスパーソンとならなければ、グローバル社会を勝ち抜くことは難しいでしょう。起業という形のみならず、これからのグローバル社会におけるあらゆる場面において必要とされるベンチャーマインド。自立したビジネスパーソンを目指して、ベンチャーマインドを育んでいきましょう。
※データ標本数:10227名
※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。
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