2012年09月

2012年09月24日


市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

----------------------------------------------

今週のトピックは、

~未来の担い手として足りないもの~

----------------------------------------------

昨今、正社員の数を減らし、非正規社員の増やすことでコスト削減に努めることは一般的な潮流となってきました。正規社員と非正規社員。業務内容はほとんど変わらずとも、給与、処遇、サポート内容など多くの面で正規社員は優遇されています。

先日の日経新聞にも、雇用に関する記事がありました。

 


過保護に慣れた正社員

若者の就職難の裏側には正社員ら既得権を持つ年長者がいる。若い層にだけ重荷を負わせる仕組みは持続しない。痛みを分け合う工夫が要る。OECD(経済協力開発機構)によると、日本の正社員の解雇規制は加盟する34ヶ国で最も厳しい。解雇の前に新規採用を抑え、非正規労働者を削減するよう義務付けてもいる。業績が悪化すると、中高年正社員を守るために、若年層を犠牲にする構図が浮かび上がる。日本が正社員への過保護を続ければ、若者のチャンスはさらに減り、中高年は衰退産業にたまっていく。人材の目詰まりを防ぎ、正社員の既得権をどこまで守るべきか検証し直す時期に来ている。

(日経新聞9141面より抜粋、加工)

 


 既得権を持つ正社員は法令により簡単に解雇できないため、業績が悪化すると新規採用、育成研修、派遣採用など若手社員、非正規社員にかけるコストを削減する事を余儀なくされます。正社員でなければ、どれだけ必死に働いても、どれだけ能力が高い人材であっても業績悪化の影響を一番に受けてしまいます。今後の日本の成長を妨げかねないゆゆしき事態です。


 

ここで弊社独自の市場価値測定テストの結果を見ていきましょう。

 


ビジネス基礎能力比較
 


上図は20代と全体データの基礎能力値の比較をグラフ化したものです。ご覧の通り20代の基礎能力値の平均はパソコン活用能力を除くすべての項目で数値が高く、異文化適応能力では5点以上の差がついています。基礎能力値の面だけ見ると20代の方が勝っています。

 


基礎能力の面では勝っている20代。それでは、なぜ20代の方は能力があるにも関わらず、チャンスを得られないのでしょうか?正社員の既得権にとどまる問題以上のものがあるかもしれません。

 


次に、20代と全体データの性格特性の比較に関して見てみましょう。



性格特性比較


上図によると20代は寛容性、活動性、協調性が高位、指導性、論理性が低位の結果が見受けられました。指導性、論理性が低い人は、物事に捉われることのない柔軟性や、創造性が豊かで感覚的に優れている傾向があるといえます。しかし、リーダーシップが弱く、使命感・責任感・論理性に乏しい人であるともいえます。

 


 つまり、20代の方々が高い基礎能力を持ち合わせているのにチャンスを掴めない背景には、人を引っ張っていくリーダーシップや論理性の弱さがあるのではないでしょうか。更に、社会の変化に適応しやすい柔軟で創造力のある人間であるにも関わらずチャンスをつかめないのは、世代を超えた縦のコミュニケーション能力の欠如が原因であると読みとることができるでしょう。

 


 


※データ標本数:10258

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。



----------------------------------------------

あなたの市場価値はどれぐらい?
テスト受検希望者はこちら

転職希望者必見!
MVAによる最適な転職支援サイト「日本人財銀行」はこちら

経営者・人材開発責任者の方へ
ミスマッチのない有能な人材をご紹介いたします
詳しくはこちら



藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |

2012年09月17日



市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら


----------------------------------------------

今週のトピックは、

グローバル視点へ

----------------------------------------------

語学力だけでなく、文化、趣向の違いを理解することなどグローバル社会を活躍するビジネスパーソンには多くの能力が求められています。グローバル社会において、外交、ビジネス、学力においても一歩取り残されている日本。そんな中、先日の日本経済新聞に日本の未来を左右するであろう興味深い記事が掲載されていました。

 

東大よりハーバード

高校生やその保護者が米国などの有力大学への進学に関心を寄せている。米国のハーバード大やイェール大の学生らが8月、日本で高校生向けに開催したイベントには応募が殺到。留学情報会社などへの問い合わせも増加傾向だ。この10年ほど、若者の“内向き志向”がいわれているが、より若い世代のトレンドは変わりつつある。関係者は「外国語の習得だけにとどまらず、国際的に活躍する実力を磨きたいという動機が目立つ」と分析している。

(日本経済新聞 9321面より抜粋、加工)

 

グローバル社会の動きを見据え、日本国内だけでなく世界に出ても活躍できる人材へと育成する動きは加速しています。海外の大学への進学の他、グローバル関連のセミナー、研修、イベントは数多くあり、いまや一大ムーブメントとなっています。

 

今回は若年層がグローバル人材と目指すことに関連した記事をピックアップしましたが、今のビジネスマンのグローバル社会への意識はどのように変化しているのでしょうか。

 

―ここで弊社独自の市場価値測定テストの結果を見ていきましょう。

 無題

 

上図は年代別の異文化適応能力の推移をグラフ化したものです。2009年から右肩上がりに伸び続け、たった4年間の間に10点強も伸びています。このことからもグローバル社会において意識改革が進んでいることが読み取れます。但し、40点を下回っていますので、絶対値としてはまだまだ低いレベルと言えます。及第点と言える60点を越えるには最低でも10年スパンで取り組むことが必要でしょう。

 

 ボーダレスな社会を生き抜くためには日本にだけ目を向けていてはいけません。グローバル社会への意識が高くある現状を知り、視野を広く持ち、能力開発に努めましょう。

 

 

※データ標本数:10258

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

----------------------------------------------

あなたの市場価値はどれぐらい?
テスト受検希望者はこちら

転職希望者必見!
MVAによる最適な転職支援サイト「日本人財銀行」はこちら

経営者・人材開発責任者の方へ
ミスマッチのない有能な人材をご紹介いたします
詳しくはこちら



藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |
■Links■
企業変革創造
市場価値測定研究所
日本人材銀行
All About
留学協会
■記事検索■
人気ブログランキングへ
ランキングはこちらをクリック!
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: