2012年09月

2012年09月10日



市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら


----------------------------------------------

今週のトピックは、

~ノマドという働き方~

----------------------------------------------

 

「今を読み解く」~ノマド」という働き方    日本社会の変化映す~ 社会学者 古市憲寿

 最近書店に行くと、目立つ位置に「ノマド」や「自由な働き方」という題名の本が置かれている。「ノマド」とは英語で遊牧民という意味。遊牧民のように、何にも囚(とら)われずに自由に働く人たちのことをノマドワーカーと言ったりする。

標準労働者とは

なぜ日本では「ノマド」的なものが繰り返しブームになるのだろうか。それは逆説的だが日本が極めて安定的な社会だったからだろう。行政用語に「標準労働者」という言葉がある。「学校卒業後直ちに企業に就職し、同一企業に継続勤務している」労働者のことだ。このような働き方を「標準」だと言えてしまうくらい、戦後日本は極めて安定した社会だった。

「自由」とリスク

しかし会社に雇われず、自由に働くことには相応のリスクが伴う。自由に働く人々は景気の影響をダイレクトに受ける。仕事を失った大量のノマドたちが難民になる可能性だってある。「ノマド」ブームを個人の働き方の話と考えていると問題の本質を見逃す。「ノマド」が問うているのは、日本人全ての働き方であり、社会保障を含めた社会のあり方なのだ。
(日経産業新聞9月2日 11面より抜粋、加工)

 

この記事では、ノマドという働き方を通じて個人の働き方が多様化してきたこと、それに伴って現在の社会構造や制度などを変化させる必要性があることを述べています。今回、注目して頂きたいのは「ノマド」という働き方ですが、もしこういった自由な働き方をする時に必要となる能力は何かを弊社が実施しているビジネス基礎力(=仕事力)を測定するMVAテストを基に紐解いていきましょう。


 組織から守られることなく、裸一貫で仕事をするのが「ノマド」ですので、卓越した専門能力と相応の仕事力を持つことが大前提となります。


 次に、「自由に働く」ということは、一つの企業に縛られず様々な企業に属して不定期的に働くと言うスタイルが考えられます。そういった時に必要となる能力は他の文化に適応する能力でしょう。以下、ビジネス専門基礎能力を見てみましょう。

ビジネス専門基礎能力 データ①

 上記のように、異文化適応能力は他の能力に比べて非常に低い結果となっております。一つの組織から離れ、フリーエージェントのような生き方が徐々に進行する中で、この能力の重要度は高いため、積極的に能力向上に務めた方が良いでしょう。

 次に「ノマド」という働き方を考える時にキーワードとなるのは「自由」という言葉と、「自己責任」といったような言葉になります。そういった意味で、続いて自己をマネジメントする能力を見てみましょう。

自己管理能力 一覧(2011年) データ②

※上図の「マネジメント能力」とは人のマネジメントを意味します。左から、心・体・時間のマネジメントです。

 上記の図を見てみると、体力・健康維持管理能力がマネジメント能力とメンタルマネジメント能力よりも低い値を示しています。体がすべての土台であるため、自身の体力・健康を維持管理する能力はきちんと見直すことが必要でしょう。

 

次に、タイムマネジメント能力が最も低い値を示しています。自由な働き方をするにあたって自己の徹底的な時間管理が必要です。タイムマネジメント能力、具体的には、「同じ時間内に、より多くの仕事をする」というアプローチと、「同じ時間内に、より付加価値の高い仕事をする」というアプローチの2つの能力向上に務めると良いでしょう。

 

現在、「ノマド」という働き方が注目を浴びています。そして、今後そういった変化が社会構造にももたらされる可能性がある中で、私たちもそのような環境に適応していかなければなりません。その時に、自己を管理するという基礎的な能力が備わっているかどうかがまず問われます。今一度自己の行動習慣を見直し、よりより習慣を身に付けていきましょう。

 

※データ標本数:10259

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。



----------------------------------------------

あなたの市場価値はどれぐらい?
テスト受検希望者はこちら

転職希望者必見!
MVAによる最適な転職支援サイト「日本人財銀行」はこちら

経営者・人材開発責任者の方へ
ミスマッチのない有能な人材をご紹介いたします
詳しくはこちら



藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |

2012年09月03日


市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

----------------------------------------------

今週のトピックは、

~進化とは異種との交わり~

----------------------------------------------

グローバル時代を勝ち抜くため、企業を活性化するため等、様々な目的で行われる異業種交流。企業と学校と公共組織が協力する産学官の連携から、人的交流や情報交換を目的とした、商工会議所、商工会を通した中小企業間の異業種交流まで、一口に異業種交流と言っても多様な形態で行われています。先日の日経産業新聞に、新しい形の異業種交流に関する興味深い記事がありましたのでご覧ください。

複数企業向け社員寮、イヌイ倉庫、東京都内で賃貸、異業種交流、人材に磨き。

 貸倉庫や賃貸マンションを手掛けるイヌイ倉庫は来年8月、東京都中央区月島に複数の企業の社員が入居できる大型の賃貸社員寮を開業する。施設の広さを生かし、大浴場や図書室など共用施設を充実させる。別の会社の人と日常的に触れ合うことで社会人としての視野が広がる可能性もアピールし、若い人材の育成を重視する企業などの利用を促す。

 様々な業種の人が入居して交流することにより、人脈や知識が広がる可能性を最大のメリットとしている。同一企業の社員の部屋が特定のエリアに集中しないようにするほか、部屋の移動も受け付ける。入居者の交流イベントなども後押しするという。

(日経産業新聞815日 11面より抜粋、加工)


異業種交流は、様々な目的や形態で行われていますが、共通することは、やはり異文化との出会い、受容です。ここで、Topic86:主体性の獲得に向けて730日)」にてご紹介した性格特性(パーソナリティー)の「攻め型」と「守り型」とビジネス基礎力(=仕事力)を測定する弊社独自のプログラム「市場価値測定テスト」の中の「異文化適応能力」という項目の連関性を考えてみましょう。「異文化適応能力」とは、異なる文化や価値観を理解、受容する能力を指します。これは、市場価値測定テストの項目の中で、受検生平均点が最も低く、日本人ビジネスパーソンのボトルネックとなっているスキルです。

 下図をご覧ください。

blog
 パーソナリティによって、異文化適応能力に差が見られます。守り型のビジネスパーソンに比べて、積極的かつ活動的とされる「攻め型」の方は、やはり異文化適応能力が高いようです。積極的に多様なビジネスパーソンと接し、自分の意見を伝えるスキルを高めることができているのだと考えられます。


 上述のように、異文化適応能力は、日本人ビジネスパーソンのボトルネックであり、この能力の向上なしに、グローバル社会を勝ち抜くのは難しいと言えます。弊社は「進化とは異種との交わり」であると考えておりますが、異業種交流はまさしくそのチャンスを提供してくれる場です。日本人は、異文化適応能力と言えば、
TOEIC等の語学力の向上に意識がいきがちですが、あくまでそれは異文化とのコミュニケーションの前提でしかなく、様々な機会を使って異文化(異なるパーソナリティを持つビジネスパーソン、異業種異職種のビジネスパーソン)と接することが必要なのではないでしょうか。ためらわずに自分の世界や視野を広げてみることから、進化を始めましょう。


※データ標本数:9197

  ※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

----------------------------------------------

あなたの市場価値はどれぐらい?
テスト受検希望者はこちら

転職希望者必見!
MVAによる最適な転職支援サイト「日本人財銀行」はこちら

経営者・人材開発責任者の方へ
ミスマッチのない有能な人材をご紹介いたします
詳しくはこちら



藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |
■Links■
企業変革創造
市場価値測定研究所
日本人材銀行
All About
留学協会
■記事検索■
人気ブログランキングへ
ランキングはこちらをクリック!
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: