2012年10月

2012年10月29日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら



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今週のトピックは、

~クラウドを活用した健康管理で
         能力の相乗効果を!

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 気温が下がってきて、秋の深まりを感じさせる今日この頃、体調管理により気を遣う季節となってきました。ビジネスパーソンとして、自己の体調を管理するというのは最も基本的な能力です。そういった中で、現在では社員に健康管理を任せるのではなく、企業側から社員に健康管理サービスを提供するという動きがあります。以下、日本経済新聞の記事をご覧下さい。

 

社員の健康 クラウドで守る 

体重・食事管理、企業向けに 富士通、ぐるなびと連携 日立、東南アジアでも展開 

IT(情報技術)各社がクラウド技術を活用し、企業向けに社員の健康管理サービスを提供する動きが広がっている。富士通は飲食店情報サイト運営のぐるなびと組み、健康状態をよくする飲食店の利用を促す仕組みを来春提供。日立製作所は“メタボクラウド”を東南アジアなどにも展開する。富士通は来年4月から、自社製のスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)などに組み込んでいるアプリ「からだライフ」と連動した健康管理システムを提供する。

利用者は体重などのデータを登録し、富士通側はサーバーなどで保管し蓄積する。同社は企業ごとに専用のサイトを用意。体重の動向などを見ながらぐるなびと協力し、サイト上で飲食店のクーポンを発行する。例えば体重が増え気味の人には「会社からちょっと遠いが歩いて行けば割安なランチ」「会社の近くの野菜たっぷり」などのクーポンがもらえる。日立製作所は国内で健康保険組合など現在、約50団体に提供する「はらすまダイエット」を国内と同時に海外にも展開する。このサービスの利用者はパソコンやスマホなどから体重とその日食べた飲食物やした運動、飲み会の有無などの情報を記録する。多くの会社の健康保険組合では高齢化などで財政が悪化しており、負担の多くを占める医療費の削減が課題となっている。新興国なども食生活の向上が生活習慣病の増加につながりつつある。

(日本経済新聞 1023日夕刊1面より抜粋、加工)

 

この記事では、スマートフォンの活用をはじめとして、企業の取り組みとして、社員に様々な健康管理サービスを提供している例を挙げています。この記事のポイントは2つあります。

 

1つ目は、企業の財産である社員の健康管理をすることの重要性です。弊社が実施しているビジネス基礎力(=仕事力)を測定するMVAテストがあります。こちらで社員の方々の体力・健康維持管理能力を見てみましょう

データ① 



上記は、仕事力を構成する10項目中、上位5項目を選出したものです。「体力・健康維持管理能力」を見ると、すべての項目の中で、4番目に数値の高い能力になっておりますが、標準偏差(バラツキ度)は大きく個人差があります。

体力・健康維持管理能力は能力の土台なのです。なぜならば、体力・健康管理維持能力の良し悪しによって、他の能力のパフォーマンスにも大きく関わってくるからです。「健康を気にしているから自分は大丈夫」というだけではなく、しっかり自分の食生活や運動量などを可視化することを通じて、プロの意識を持って、体調を管理しましょう。

また、今回のような企業ぐるみの取り組みは、自己管理を越えた継続的な行動習慣を促すものなので効果的な取り組みと言えましょう。

 

続いて、2つ目のポイントは、日本経済新聞で紹介されている企業は比較的新しいクラウド技術やスマートフォンなどを上手に活用していることです。現在、これらの技術の新たなサービスが次々と出てきており、情報収集能力はもちろんですが、得た情報をリアルの世界で活用する力も重要になってきています。

特に今回の記事でいえば、情報収集能力が体力・健康維持管理能力と連動して、相乗効果を起こしています。常日頃から情報感度を高める意識とそれを実行に移す行動力に移せる姿勢がこれから益々重要になってくるでしょう。

 

今回、体力・健康維持管理に関わる情報を収集し、リアルに活用することの重要性を述べました。これらの能力は以下の能力構造を可視化したセブンレイヤーズモデルすべての能力の土台となり、能力向上の助けとなるので日々の意識付けから行動習慣にまで落としていきましょう。

 
データ②
 




※データ標本数:
10438

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。




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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |

2012年10月22日


市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら


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今週のトピックは、
~進化を続ける女性たち~
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労働力人口が減少し続ける日本。そのような状況で、今活かすべき人材は女性、高齢者、外国人であると言われます。中でも、長年日本企業がボトルネックとしてきた女性の活用なしに企業が生き残ることは難しいと言えるでしょう。そこで、今回は「進化を続ける女性たち」について考えます。以下、女性のキャリアに関する日経新聞の記事です。
 

キャリア支援、女性に照準、人材各社、研修サービス

 人材サービス各社から女性社員のキャリア開発を支援する研修サービスが相次いでいる。人材紹介のハーモニーレジデンス(東京・杉並)は管理職を目指す女性向けの研修を来月始める。労働人口の減少が予想される中、多様な人材の登用拡大が求められていることに対応する。

 ハーモニーレジデンスは11月中旬、企業の管理職を目指す女性を対象とした研修を始める。職種や国籍は問わずに、実務経験が10年以上の3040代の女性50人程度を募集する。アジア各国で外資系企業などに研修を手掛ける2社と組み、女性リーダーとしての心構えや部下のやる気を引き出す方法などをロールプレイング形式で教育する。研修の期間は1週間で、研修修了者には女性管理職を求める企業への転職もあっせんする。

 政府は管理職など指導的地位に就く女性比率を2020年までに30%に引き上げる目標を掲げており、同様のサービス市場がさらに拡大する可能性がある。

(日本経済新聞 1010日朝刊15面より抜粋、加工)
 

記事に登場する日本の女性管理職ですが、その登用はまだまだ進んでいないのが現状です。そもそも、日本の女性労働力はM字カーブを描くことで知られているように、結婚・出産を期に離職するケースが多いのです。しかし、日本の労働力が減少する中で、今こそ女性労働力を活用しなければなりません。
 

ここで、弊社の行っている「市場価値測定テスト」を用いて、日本の女性管理職の現状を見ていきましょう。「市場価値測定テスト」全受検者の内、管理職の方は全体の32%を占めます。その内、管理職における男女比は151であり、下図のように、テスト全受検者に占める女性管理職の割合は、わずか2%となっています。
1
 
 次に、男性管理職と女性管理職のビジネス基礎力平均を比べてみましょう。

2

 上図のように、ビジネス基礎力を構成する全10能力において、女性の平均点が男性の平均点を上回っています。中でも、異文化適応能力における女性管理職の得点の高さが際立っています。上図より一目瞭然ですが、異文化適応能力は日本人のボトルネックと言われている、国内外問わず、異文化の方々ときちんとコミュニケーションを取ることができ、成果に結び付けられる能力を表します。グローバル化するビジネスの現場で、高い異文化適応能力を発揮する女性管理職は、企業にとって貴重な存在と言えるのではないでしょうか。
 

では、ビジネス基礎力全10項目において、女性の平均点が男性の平均点を上回っているのはなぜでしょうか。管理職に就く女性たちは、男性に比べて、より厳しい雇用、就労環境において現在の地位を掴み取ったのであり、それだけ優秀で自立したビジネスパーソンであると考えられます。弊社では、自立したビジネスパーソンの3要素として「バリュー、ビジョン、ストラテジー」を挙げておりますが、下図のように全てにおいて、女性管理職の平均点が男性管理職平均点を上回っています。
 

3

このように、男性とも遜色ない能力、むしろそれ以上の能力を持つ女性たちが多くいます。しかし、下図「就業者および管理的職業従事者に占める女性の割合」(大和総研「フィリピンで進む女性管理職の活用」より引用)から分かる通り、日本ではまだまだ女性の力を活かしきれていないのが現状です。

4
 

 今後、市場価値・仕事力の高い女性はもちろんのこと、冒頭で既述したように、高齢者や外国人労働者がより積極的に活用され、ビジネスパーソンにとってさらなる競争の激化が想定されます。進化を続ける女性たちをいかに活用できるかが、これからの企業の明暗を分けるのではないでしょうか。

 

※データ標本数:7857

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。



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