2012年11月

2012年11月26日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら


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今週のトピックは、

~ベンチャー企業とITイノベーション~

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20世紀最大の発明とされるPC。それは、空間的懸隔、時間的懸隔を取り除き、コミュニケーションツールとして大きな貢献をしただけでなく、企業の在り方さえも大きく変えました。今やビジネスとは密接な関係となり、管理、統制、指示、保管など多くの役割を担う必需品となりました。新たな業種を生み、成長の勢い止まらないIT。日経新聞にも、ITビジネスとベンチャー企業に関する記事が形成されていました。

 

経営塾 ベンチャー育成で新陳代謝を

 IT(情報技術)ビジネスとベンチャー企業は切っても切れない関係にある。IT企業にベンチャーが多いのは、スタートするビジネスの革新性ゆえに、既存の企業では旧来の慣行などをなかなか崩せないためだ。イノベーション(技術革新)を大企業の研究所だけに期待するのは従来の姿。新たなモデルでは小規模でも技術やビジョンを持つ将来有望な企業に投資して実現する。スピード経営がもてはやされる現代では有効なかたちだ。日本のIT系ベンチャー企業は建設ラッシュからほどなく、01年にはインターネット関連企業の株価が急落するネットバブルの崩壊に直面した。その後、日本の投資家にはリスク回避の志向が強まった。しかし、経済に新陳代謝は不可欠であり、新たな企業の誕生は支援されるべきだ。ベンチャー企業育成には官民が腰を据えて取り組まないといけない。(慶應義塾大学教授 国領二郎氏)

(日本経済新聞 1114日朝刊27面より抜粋、加工)

 

IT業界における成長はベンチャー企業が担っているようです。大企業ではシステム統合や変革に時間とお金の点でコストが膨大にかかってしまうため、小規模かつスピーディーに動けるベンチャー企業がイノベーションの鍵を握っています。しかし、日本の投資家の間ではいまだITベンチャーに投資する傾向にはないようです。

 

 

まずは、IT業界の実態について見ていきます。


無題
http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/jouhoukeizai/jinzai/001_s01_00.pdf
 

経済産業省2012/11/15

 

上図は1999年から2010年までの国内情報サービス産業の売上高、従事者数の推移を表したグラフです。多少の上下はありますが、売上高、従事者数共に緩やかに成長していることがわかります。多くの企業にとってIT産業が必要不可欠なインフラとなっているため、売上高そして従事者数が伸びているのではないでしょうか。PCが全社的に普及していることが分かります。

 

次に、弊社独自の市場価値測定テストの結果を見ていきましょう。――


1
上図は企業規模別PC活用能力(100点満点)を表したグラフです。全体の平均が45.4点であるのに対して10-29名、30-99名の比較的ベンチャー企業が多い規模の平均は50点を超す結果となりました。ベンチャー企業の従業員のPC能力が高く、イノベーションの可能性を秘めていることが読み取れます。規模が小さく、システム変更の手続きや、新技術に対する対応も大企業に比べ比較的簡単にできることが、この結果に繋がっているのではないでしょうか。

 


2
 

上図は、PC活用能力別ビジョン概念化能力(横軸がPC活用能力、縦軸がビジョン概念化・策定能力)を表したグラフです。PC活用能力が上がるにつれて、きれいな1次直線を描き、ビジョン概念化能力が上昇していることが分かります。PC活用能力とビジョン策定能力は強い相関関係であることが分ります。IT業界に関わらず、PC能力を高めることは自らの能力・キャリアアップに大きく左右する要因かもしれません。

 

以上のデータから、PC活用能力が高い少数精鋭のベンチャー企業は、多くの社員がビジョンを明確に描いているためイノベーションが起こりやすいことが読み取れます。みなさんもPC活用能力を高め、ご自身のビジョンを達成することを目指してみてはいかがでしょうか。

 

※データ標本数:10439

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。


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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |

2012年11月19日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら


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今週のトピックは、

~新たな価値を生み出す
                 ベンチャーマインド~

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新たなデジタル革命、1人で起こせる製造業   米ワイアード誌編集長に聞く

 インターネットがもたらす経済社会の変革を予言したベストセラー「ロングテール」「フリー」の著者、クリス・アンダーソン米ワイアード誌編集長が「新産業革命」を提唱している。今度はネットが「ものづくり」を変えるという。米国で始まった新たなムーブメントの正体を聞いた。

「民主化」起こる

「新たなデジタル革命」は、今までと何が違うのか。「これまでの革命はパソコンやスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)のスクリーン上、つまり2次元の世界で進んだ。これから始まる革命は3次元、すなわち『ものづくり』を変える」具体的には、「インターネットにつながった3D(3次元)プリンターやレーザーカッターといった卓上サイズのデジタル工作機械を使って、これまで大企業にしかできなかった『ものづくり』が、一般の人々にもできるようになった。装置がなくても製造を請け負う工作スペースにネットで設計図を送れば、自分のデザインを形にしてくれる」「2次元のデジタル革命では、それまで表現手段を持たなかった一般の人々がメディア企業や映画会社と同じように、自分たちが作ったコンテンツやソフトウエアを市場に届けられるようになった。それと同じ『民主化』が製造業でも起きる。眠っていた膨大な数のアイデアや情熱や創造性が流れ込み、新しい市場が生まれる。アマチュアが明日の市場をつくる。だから新産業革命なのだ」「彼らはネット上でコミュニティーをつくり、アイデアを共有する。みんながアイデアを出し合ってどんどん改良していく。ネットで公開したアイデアに賛同した人たちが開発費用を出資するクラウドファンディングという仕組みもある。こうした動きを『メイカームーブメント(製造業革命)』と呼んでいる」

 ――アイデアがあっても幸運がないと製造業は起こせなかった。

 「私の祖父は画期的なスプリンクラーを発明したが、生産手段を持たなかったので企業にアイデアを売るしかなかった。しかし、今や企業が独占してきた生産手段が一般の人々に開放された。起業家になれる発明家は1000人に1人だったが、100人に1人、もしかしたら10人に1人になるかもしれない」(聞き手は編集委員 大西康之)

(日本経済新聞 1114日朝刊2面より抜粋、加工)

 

情報技術、デジタル産業は日々刻々と成長・変革を続けています。そういった技術の発展によって、個人の活動の幅、そしてビジネスチャンスも広がっていっています。そして、それに伴って新聞記事にもあったように、個人が起業家精神と当事者意識を持ち、起業家として、また、企業に従事する人々の中にも、社会に貢献する発明やサービスを生み出していく人が今後どんどん増えてくるでしょう。社会の変化スピードが著しいこの時代に、これらのマインドは変革を起こし続けていく原動力として非常に重要になってきます。弊社が実施しているビジネス基礎力(=仕事力)を測定する統合型市場価値測定テストがあります。その中で、個人の自立度を測定するベンチャーマインド(20点満点:累積平均値9.9)という指標があります。こちらを見てみましょう。

 


ベンチャーマインド 年別推移


 

こちらは、ベンチャーマインドの年別推移です。ベンチャーマインドというのは事業を起こそうと考える人のみならず、大企業において仕事をする人にも必要な要素となります。なぜなら、企業において他者に依存するのではなく、自主的に考え、行動に移すことがこれからますます求められるからです。

こちらの図を見てみると、2008年秋に起こったリーマンショックの影響を受けてからか、ビジネスパーソンとして、ビジネス環境変化に対する自己変革の必要性を感じとったのか、2010年頃からベンチャーマインドの数値は上昇傾向にあります。

つまり、社会の中で変革に対する意識が高まり、個人の自立度が高くなっていっているということが言えます。ビジネス環境の変化に対応していくため、また新たな価値やサービスを生み出し続けていくためにも、このベンチャーマインドは常に意識、向上させていくことが望まれます。

 

ベンチャーマインドを高めていくためには、地道な自己の能力開発・向上によって自信をつけること、また、弊社では「他流試合」と称していますが、社内だけではなく、社外で様々な人と触れ合い多くの刺激をもらうこと。こうすることによって、個人の自立度は飛躍的に向上していきます。

 

自己の能力を知り、強みを伸ばし、弱みに対しては平均まで引き上げ、この厳しいビジネス環境で戦っていくための備えを行いましょう。そして、ベンチャーマインドを持って変革の原動力とすることで、変化スピードの速いビジネス社会で生き残る大きな武器となるでしょう。

 

以下は弊社が自立支援のための人材測定価値基準として提唱している「セブンレイヤーズモデル」です。ぜひ能力開発の参考にして下さい。

 


 セブンレイヤーズモデル


 



※データ標本数:10439

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。




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