2013年06月
2013年06月10日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら
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今日のトピックは、
~データから読み解く営業力~
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あらゆる業界・業種のビジネスパーソンに必要とされるビジネススキル、それが営業力です。今回は、弊社独自の人材評価ツールである「セブンレイヤーズモデル」と「市場価値測定テスト」を用いて営業力について考えてみたいと思います。まずは日経新聞の記事をご覧ください。
シャープ経営体制刷新、小さな利益重ねる努力を
シャープが重いリセットボタンを押した。液晶事業を軸にシャープをけん引してきた片山幹雄会長が退任し、奥田隆司社長も会長に退く。社長になる高橋興三副社長は地味だが着実に利益を出している白物家電や複写機の営業を担当してきた。シャープは町田勝彦元社長の時代から掲げてきた「液晶のオンリーワン企業」の看板をひとまず降ろし、危機的な状況を乗り切るための現実的な方策を探ることになる。
「技術に限界なし」。片山氏が社長時代から掲げてきたスローガンだ。前任の町田氏は「オンリーワン企業」を標榜した。液晶技術を極め、米インテルのような世界で唯一無二の企業になることが2人の戦略の共通点だった。しかし資金と人材を集中的に投下した液晶は、2人の想定をはるかに上回るスピードで価格下落し、巨費を投じた堺工場や亀山工場が経営の重荷になった。
新社長になる高橋氏は営業畑。片山氏が社長・会長の時代、シャープは液晶の開発・生産技術に資本と人材を集中させ、営業力が落ちた。新社長の高橋氏に求められるのは「売る力」の回復だ。液晶事業の出血を一刻も早く止め、売れるものを売れるところで着実に売って小さな利益を積み重ねていくことが必要である。
(2013年5月15日 日本経済新聞 朝刊 11ページより抜粋、加工)
記事でも書かれ、多くのビジネスパーソンに求められる「営業力」ですが、いったい営業力とは何なのでしょうか。今回は、弊社が提唱する「ビジネス基礎力」とそれに基づく「市場価値測定テスト」を用いてそれについて考えていきます。
まず、弊社が考える「ビジネス基礎力」とはあらゆる業界・業種のビジネスパーソンに通ずる能力のことを指します。パソコンに例えてみれば、まさにOSの部分を構成するものです。下図の通り、弊社の考える「市場価値」は心技体の3パートからなるものであり、さらに具体的には7つの階層と13の項目によって構成されています。
営業職のビジネスパーソンは、これらの能力の統合化したものが求められると言えます。「体は資本」と言われますが、体力・健康維持はもちろんのこと、フットワークの軽さも大切です。営業職は、お客さまを中心とした機転や気配り、おもてなしの心が重要です。技ですが、商品そのものの優位性以上に表現による差別化の時代、プレゼンテーション能力は必須の具体的スキルだと考えられます。
では、市場価値測定テスト過去受検者のデータより、営業力を紐解いていきます。下図は、過去受検者全体平均と営業職ビジネスパーソン平均の年代別比較です。13の項目の中でもより顕著に結果の出ていた能力を抜粋して図にしました。
ビジネスパーソン全体平均と比べて、営業職の方の平均が高いのはリーダーシップ能力とマネジメント能力、所謂ヒューマンスキルです。これらの能力は20代では、ビジネスパーソン全体平均が営業職平均を大きく上回っています。しかし、そこから営業職平均が伸び、30代、40代で逆転していきます。
では、営業をしていると、リーダーシップ能力やマネジメント能力が高くなるのはなぜでしょうか。
営業職は他の職能に比べ、人との関わりが最も多い仕事です。担当する既存顧客、見込み客のみならず、社内での関係各署、上司、部下等、このような環境で業務を遂行することにより、結果的に他の職能よりもヒューマンスキルが強くなると考えられるでしょう。
また、数字という明確なゴールがあるからこそ、営業部で生み出されるリーダーシップやマネジメント能力-統率する能力は、他の職能に比べても強固なものと考えられます。
(執筆者:鷹野)
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2013年06月03日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
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今日のトピックは、
~ビジョンはあなたの環境をも変革する~
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さて、前回、前々回は「自立」をテーマに、パーソナルバリュー保有能力、パーソナルストラテジー策定・実行能力について解説を行い、「異種との交わり」や3つの意識「当事者意識」「危機意識」「問題意識」の重要性について述べました。そして、今回はその中でも特に重要な「パーソナルビジョン策定・概念化能力」について述べていきたいと思います。個人や組織に関わらず、ビジョンを持つことを非常に重要で多くの企業もこの意識を強く持っています。以下の記事をご覧ください。
日立、世界900社のビジョン共有 海外展開の求心力に
日立製作所はグループ共通の目標となる新たな経営ビジョンを策定した。世界の約900社、32万人の従業員が対象。ビジョンに基づいて業務を遂行しているかどうかを人事評価の基準に組み入れることも検討している。事業の海外シフトが進む中、グループ企業の一体化を進める。「社会が直面する課題にイノベーションで応える」「チームワークとグローバル市場での豊富な経験により活気あふれる世界を目指す」などの標語を英語で作成し、日本語と中国語に翻訳した。すでに中西宏明社長のメッセージとして世界各地のグループ企業にも伝達を始めた。同社は主力の情報通信と社会インフラの両事業を顧客にまとめて提案する体制整備を急いでいる。実現するにはグループ全体を束ねる求心力の強化が不可欠。まずは多様な国籍の社員が共有する標語を定めた。(2013年5月5日 日経産業新聞 7ページより抜粋、加工)
不確実性が高まる経済社会で迷走を避けるため、明確なビジョンを持って行動していくことは非常に重要なことです。日立製作所に関わらず、ユニクロの柳井社長やソフトバンクの孫社長などもビジョンの大切さを述べているのをよく見受けます。その中で、現在のビジネスパーソンのビジネス基礎力におけるパーソナルビジョン策定・概念化能力はどの程度なのでしょうか。弊社の実施する市場価値測定テストで2つの切り口からビジョン策定・概念化能力の値を見てみましょう。まずは、職位別に見てみましょう。
これは前回の5月27日データバンクブログ「未来への道筋を決める」でストラテジー策定・実行能力のデータと同様の違い見られました。役員以上の値が飛びぬけて高く、職位が下がるにつれて値は低くなっていることがわかります。2つ目に地域別での値の違いも見てみましょう。
(※その他の地域は関西、九州、東北、四国等の地域)
ここでは、海外で働くビジネスパーソンが高い値を示し、次に首都圏、そしてその他の地域へと値が下がっていっています。以上の2つのグラフから、それぞれ置かれる職位や地理的環境によって値が変動しているということが伺えます。
それでは、どのようにビジョンを立てればよいでしょうか。経済状況はどんどん変化していく中で、明確なビジョンを定めることは容易ではありませんが、まずは1日や2日で大きく変わることのない「自己の能力」を考えてみましょう。以下は能力を可視化したセブンレイヤーズモデルです。
≪グローバル自立支援のための人財測定価値基準≫
セブンレイヤーズモデル
まずは自己の能力の弱い部分、強い部分を知りましょう。そこから初めて将来への具体的なビジョン10年後、5年後の理想像・目的地)を立てることができます。そこからは「行動」あるのみです。能力向上のための行動を続け、習慣化できるよう取り組んでみてください。習慣化された行動が能力となり、結果として、職位や地理的環境も最適化されると思います。ネットワークが普及した社会では会社に依存する人材ではなく、どの環境でもやっていく「自立型人財」になることが必要です。これまで紹介してきた、自立の三要素「バリュー」、「ストラテジー」、「ビジョン」を見直し、これからの社会で自立できる人材へと成長していきましょう。
(執筆者:江頭)
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