2013年08月
2013年08月26日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら
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今日のトピックは、
~「キャリアや経験を活かし、自立したプロになろう~
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人と人をつなぐ 私の起業
若い女性がキャリアや経験を生かして起業する動きが広がり始めた。教育、出産、食など女性目線で見えてきた問題意識を、ユニークな形のビジネスとして社会に問う。それは、人と人をつなぎ、新たなニーズを掘り起こしている。
「マイホーム イズ セブシティ。ビューティフル。ユアホーム?」
東京都小平市の嘉悦大学に通う1年生に陽気に話しかけるのは、インターネットの通話ソフト「スカイプ」でつながるフィリピン講師だ。学生は3~5人で45分間、週4回みっちり英会話を学ぶ。「日本ではネーティブ教師を集めるのが大変。少人数は人件費面でも厳しい。」解決策を提示したのはワクワーク・イングリッシュ(東京都渋谷区)の山田貴子さん(27)だ。
慶応大学在学中からフィリピンの貧困問題に関心を持ち、現地の非政府組織(NGO)や孤児院と連携して活動した。「国の援助で橋や道はできる。でも学生や子供には職や夢が必要。」目を付けたのが、英語教師という職業だった。
NGOの支援を受ける大学生をトレーニングして、日本の子供らに英語を教える。大学生が自立すれば支援金をより多くの子供を救うために使える。2009年に株式会社を設立、取り組みを始めた。今では30社を超す企業や大学向けに授業を担当するプロの行使を含めて40人を雇用。日本の教育とフィリピンの雇用創出を熱意と地道な営業で結びつけた。
「仕事と、自分が関わり続けたいことを分けたくなかった。」こう話す山田さんは1年の半分をフィリピンで過ごす。次の目標は英語教師に加え、現地の若者が美容師やIT技術など多様なスキルを身に着けるための職業訓練校を軸とした学びの場づくりだ。
(2013年8月10日 日経新聞 日刊11面より抜粋・加工)
さて、この記事では自分の価値観や経験を基に起業している女性について紹介されています。この女性たちは「自分の想い」と「仕事」を軸に、社会や会社に依存するのではなく自立して考えることのできる、「ベンチャーマインド」の強い人たちであるといえます。
「ベンチャーマインド」とは、他者に依存するのではなく、自主的に考え、行動できるプロフェッショナルとしての自立度を表す指標のことです。では、ベンチャーマインドの高い人とはどんな人か、具体的に見ていきたいと思います。
まず、職位とベンチャーマインドの関係をみてみると、下記のグラフの通り職位の高い人ほど高いベンチャーマインドを有していることがわかります。ベンチャーマインドとは自分で考えて行動する自主性のことですから、職位が上がり、権限が上がるにつれてベンチャーマインドを保有することが求められていることがわかります。
逆に、職位が高くない方は、依存度が高く、指示を待つ傾向にあることが読み取れます。
次に、パーソナルビジョン策定・概念化能力とベンチャーマインドの関係を見てみましょう。パーソナル能力策定・概念化能力とは、自身の理念や価値観に基づき、ビジョン(夢やロマン、あるべき姿)を描き、それを概念化する力のことです。自分の理想とする目的地が明確な人ほど、得点が高くなります。これは、自分の目的地に近づくためには、自主的に考え、行動してなければならないからです。
以上より、職位の高い人や、自分のビジョンを持っている人などはベンチャーマインドが高い傾向にあることがわかります。ベンチャーマインドは意識することによって向上させることができます。
皆さんも、自分の価値観や経験、キャリアを基に自主的に考え、動くことのできるプロを目指しませんか。これからの社会では、職位や性別に関係なく、企業に貢献するために自主的に考え、行動することの出来る自立性の高い人材が求められてきます。
※データ標本数:10249名
※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。
(執筆者:関根)
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2013年08月19日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
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今日のトピックは、
~ビッグデータ活用とストラテジー策定能力~
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脳データが生む新商品
アサヒビールや竹中工務店、博報堂など6社と国際電気通信基礎技術研究所(ART)は様々な画像を見た時の脳の反応をデータベース化し始めた。NTTデータ経営研究所が脳科学の産業応用を目指して設立した応用脳科学コンソーシアムの「ニューロデザイン研究会」の活動の一環だ。
画像を被験者に見せて脳の血流変化を機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)できめ細かく測り、特定の領域を数百~数千の画素に分解してパターンを割り出す。パターンが似ていれば脳は画像を「類似」と受けためたことになる。パターンとなる間の図柄は工夫すれば、他社との違いを感じてもらえる可能性が高まる。
アンケート調査などで感覚を聞くよりも、精度よく反応を予測できる。約150枚の画像を30人に見せたデータがそろい、今年分はさらに60人分を集める。
日本では多くの大学や研究機関で、米国などに比べて「心理物理学、脳科学、工学など関連分野どうしの接点が少ない」(自然科学研究機構の小松英彦教授)。大学や研究者ごとに計測条件やまとめ方もまちまちで、「ビッグデータとして処理できるに状況にない」との声もある。
日本は個々の研究では優れた成果があるが、国のプロジェクトは「米国との違い新産業の創造を考えてこなかった」と大阪バイオサイエンス研究所の中村重忠所長はみる。新プロジェクトは「出口戦略を見据えて」(萩原一平NTTデータ研究所マネジメントイノベーションセンター長)組み立てる必要がある。
(2013年8月6日 日本経済新聞 朝刊15ページより抜粋・編集)
昨今、注目を集めているのが“ビッグデータ”と呼ばれる膨大な情報です。脳研究を用い、アンケート調査を行う以上に消費者のニーズに対応した商品の開発に結び付ける事業や、ポイントカードやクレジットカード等から購入履歴を情報源に、商品の在庫管理や陳列に対して顧客目線の対応が取れるようになっているようです。
しかし、ビッグデータが集まってもその情報を的確に捉え新たな商品戦略に結び付けていかなければ意味がありません。そんな記事が日経新聞に掲載されていました。記事によると、ビッグデータを活用するにはデータを元にした戦略の策定が重要な意味を持っています。どんなに情報があっても、情報を元にした企業の方向性を決めないわけには前に進めません。
ここで、弊社が実施しているビジネスパーソンのビジネス基礎力(以下、仕事力)を測るMVAテストというものがあります。その中の、ストラテジー策定能力と情報収集能力について見てみましょう。この2つの能力の選択理由は、情報を収集してもストラテジー(戦略)がなければ有効に使いこなせないからです。
職種別のストラテジー策定能力をみると経営企画部門が高い点数を記録している結果となっています。社長直轄の中枢部門で、全社的なビジョンや戦略を策定しています。当然の事ながら、当得点が高いと言えましょう。次に、職位別でストラテジー策定能力の数値を見ていきましょう。
職位別においてもやはり一般職から社長まで、役職の階段を上っていくにつれて、ストラテジー策定能力の得点が高くなっていくことがうかがえます。企業の経営を担う為には全体を俯瞰的に観る能力や先見性など、概念化する能力が必要でしょう。
次に、職種別情報収集能力を見ていきます。ビッグデータの情報を活用する上で情報収集能力も重要な要素の一つとなってくるものです。職種別・ストラテジー策定能力のグラフと同様に経営企画部門が高い結果となっています。
この二つのグラフから、情報を広範に収集する能力と、抽出された情報を元にして戦略を組み立てるストラテジー策定能力の双方の相関性が見られます。
よって、経営トップに近づくにつれて、ビッグデータを正確に読み解き、戦略に結び付けていける人材が求められている事が読みとれます。
現在も膨大な情報が蓄積される時代ですが、20年30年先にはさらに膨大な情報を処理していかなければならない時代となるでしょう。先を見越して考えていく際にビッグデータを使いこなせる人材が不可欠となってくることは明らかです。
未来の市場価値の高い人材となる為に、必要な情報を確実に集め、戦略に結び付ける習慣をいち早く確立していけるようにしていきましょう。
※データ標本数:10249名
※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。
(執筆者:白倉)
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