2013年11月

2013年11月25日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今日のトピックは、
グローバル人材に必要な資質とは?
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 他に必要な資質は
行動力/チャレンジ精神

英語だけでなく複数の外国語を習得するよう努力するのはいいが、それ以外にグローバル人材になるためには何が必要なのだろうか。人材コンサルティングのクレイア・コンサルティング(東京・港)の桐ケ谷優執行役員は「実務や管理能力よりも、とんがったくらいの行動力や旺盛なチャレンジ精神などが求められる」と指摘する。桐ケ谷さんは「本国の指示通り動くだけでなく、相手国の市場を読みながら主体的に切り開く力が不可欠」と語る。日本流のノウハウが通用しにくい環境のなか、そうした力は語学やビジネススクールで経営戦略を学ぶだけでは養えない。抜きんでた行動力を発揮して試行錯誤しないと、身に付かないとする。大手企業を中心にグローバル人材を育成しようと、若手社員全員に海外で実務研修させる例もでてきた。しかし、そうした「十把ひとからげに送り込むのは非効率」と桐ケ谷さんは指摘する。まず海外で起きるトラブルやビジネスの難しさを事前に国内で学ばせ、「対応できるか、社員の適性を見極めたうえで人材を送り出した方が効果的」と話す。(日本経済新聞 115日 朝刊15面より抜粋・編集)


 


 この記事では、グローバル人材に必要な能力として、とんがったくらいの行動力や旺盛なチャレンジ精神が重要であると書かれています。グローバル人材として、求められるのは語学力だけではなくなってきました。変化を続ける外部環境に適応していくために、行動力も磨いていかなければならないというのをこの記事を示しています。今回はこのトピックスで弊社が実施しているビジネスパーソンのビジネス基礎力(以下、仕事力)を測るMVAテストを切り口に見ていきたいと思います。まずは、仕事力について見てみましょう。

 仕事力 比較


 








 





注目して頂きたいのは、仕事力比較においての異文化適応能力の低さです。これは、このデータバンクで何回も主張してきたことの一つです。この力は、英語力を前提とし、交渉相手の文化、商習慣、契約の考え方の違いなどを理解できる能力を指します。今後は東京オリンピックに向けて、特に教育やビジネスの側面で、国際化の速度が今よりも増していくでしょう。そういった中で、この異文化適応能力は必須になってきます。今一度、改めて意識して高めましょう。

性格特性 比較








 


次に、この性格特性に注目してみましょう。大きな特徴として活動性が低いことが挙げられます。行動力の前提となるこの活動性が低いことは、国際化への適応に対して日本人の障壁となります。積極的に自分の興味のあることなどに挑戦するなどして、行動力を発揮し、活動性を高めましょう。


 


ベンチャーマインド











最後に、ベンチャーマインドの年別推移を見てみます。これを見ると、2010年から徐々に下降傾向にあります。周囲に依存するのではなく、個人が主体的にアクションを起こしているかどうか、またその姿勢を測ることができます。こちらも減少傾向にあるので、まずは自分がどのぐらい周囲に依存しているのかを分析してみましょう。海外留学などの異文化体験はこの値を高めるのには適しているでしょう。

 


異文化適応能力、活動性、ベンチャーマインドは日本人の能力や気質として、どれも他の値に比べ低い結果になりました。環境が変化する中で、ともに自分に対しても新たな変化をもたらさなければ時代に置いていかれてしまいます。改めて、意識し、改善の道を進んでいくことが今後よりビジネスパーソンに求められていくでしょう。

                                                                     

 


※データ標本数:10657

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 


(執筆者:江頭)

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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |

2013年11月18日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今日のトピックは、
シニア層は重要な人的資源である
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技術大国日本。かつての日本は世界でも屈指の国際競争力をもつ国でした。しかし、今では発展途上国の勢いや価格競争にやぶれ、技術大国ではなくなってきたかのように思えます。

技術大国への復活を掲げる現在、そんな復活劇に追い打ちをかけるような事実があります。日経新聞にこんな記事がありました。

 

「年の功」埋もれさせない

1025日、東京都内で開かれたセミナーに400人を超す中小企業の経営者が集まった。テーマはM&A(合併・買収)による事業の継承。主催した日本M&Aセンターには会社を売るための相談に訪れるシニアが増えている。帝国データバンクの131月の調査によると、社長が65歳以上のオーナー企業のほぼ半数は後継者不在だ。日本経済の足元を支える中小企業は貴重な「資産」。事業継承が円滑に進まなければ、大きな損失につながる。特許庁にとると、10年度の国内特許所有件数は約125万件。うち約57万件は未利用のままだ。経験に裏打ちされた技術やノウハウは新たな価値を生み出す潜在能力がある。シニアが育てた「資産」を次の世代に引き継ぐことが日本社会の活力になる。

(日本経済新聞 115日 朝刊1面より抜粋・編集)

 

 記事にある通り、中小企業の、特にオーナー企業において後継者不足は、深刻化しています。アクティブシニアという言葉があるように、今の高齢者の方はまだまだ元気であるように思えますが、もっと先の将来を見据えると不安があるようです。後継者を作るにはまず人材の選抜が必要です。その後、育成にあたるために大変な労力と時間を要します。  

そのため、社会的に価値の高い企業であってもやむなく競売にかけ、M&Aされるケースが増える傾向はますます加速化することになるでしょう。

 

このように、超少子高齢化の波は目に見えて迫ってきています。労働人口はますます減少し、出生率も減少する中で、日本の技術やノウハウの高さをいかに補完していくのかは全国的に取り組まなくてはならない課題であると言えます。

 

ここで、弊社独自の市場価値測定テストの結果を見てみましょう。――

 1








 

上記は年代別ビジネス基礎能力(仕事力)得点平均を表しています。ご覧のとおり、年齢が上がるのに比例して、ビジネス基礎能力合計得点も右肩上がりに伸びていくようです。特に、50代からの伸びが大きいことがわかります。日本企業の経営職が50代以上であることからも納得の結果となりました。

 

次に、年代別ベンチャーマインド得点平均を見てみましょう。

 2







 

ベンチャーマインドは、独立志向や自立度を表します。こちらは20代・30代の方の得点が高いようです。40代、50代になると守りに入りますので、今できることをしっかりやることに専念したり、部下の育成に力を入れたりするため、ベンチャーマインドは落ち込んだものと考えられます。逆に、60歳以上になると定年を迎え、気持ち新たに自由な発想できる環境にあるため、得点が伸びたと考えられます。

 

また、年代別リーダーシップ得点を見てみましょう。

 3









 

ご覧のとおり、リーダーシップ得点の平均値は年代が上がるほど高い数字となりました。他の能力項目と比べても得点差が最も開いていました。長年の経験やノウハウは特にリーダーシップという分野において強いようです。

 

テスト結果を見ていくと、20代の方はまだまだ伸び盛り、シニア層は熟成しており特にリーダーシップ能力においては追随を許さない得点差をたたき出していることがわかりました。

 

経営者として第一線で働く人々の多くは60代を超えています。それは類まれないリーダーシップ能力があるからなのではないでしょうか。もし、20代の方が経営者となるならば、ビジネス基礎能力の全体的な底上げとともに高いリーダーシップ能力が必要とされるでしょう。昨今、若手起業家の減少が騒がれていますが、シニア層の優秀さゆえに起こる現象なのかもしれません。

 


 

※データ標本数:4997

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 


(執筆者:江頭)

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