2013年12月
2013年12月09日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら
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今日のトピックは、
~変革に必要な、論理性とプレゼンテーション能力~
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独自の文化を有する日本。ガラパゴス携帯や女性専用車両を始め、自動販売機の多さや駅ビルなど数え上げればきりがありません。新たなものが時代を越え、市民にとって普遍のものになるのは、その背景に先人たちの類まれな努力があるのです。いざ、自分たちで新たな文化や生活スタイルを作ろうとしても、すぐには出てこないことかと思います。0から1を生み出すことは、大変難しいことなのです。
同様に困難なことがあります。それは伝統とされてきた慣習を打ち砕くことです。物事には当然、正の部分と負の部分があるのですが、長年続いてきた慣習には客観的に見た正の部分だけでなく、歴史という付加価値が備わっているように思えます。もし、新たな慣習を作るにはこれらに勝るものを作らなければなりません。
そんな中、先日の日本経済新聞にこんな記事が掲載されていました。
新試験の創設提言 1点刻みのセンター試験廃止
政府の教育再生実行会議は31日、現行の大学入試センター試験を廃止し高校在学中に複数回受験できる「達成度テスト」(仮称)の創設を安倍晋三受賞に提言した。一般に入試に活用する「発展」と推薦・AO・入試に使う「基礎」の2つのレベルを設定。発展レベルは知識偏重とならないよう、5~10の段階別で結果を評価する。
1979年に始まった共通1次試験以降、1回の共通テストの結果に基づき1点刻みで合否を判定してきた入試の在り方を転換する。提言は各大学が実施する2次試験で面接や論文を重視するよう要請。意欲や適性も含めた総合評価で選抜し、イノベーションを起こせる人材育成を目指す。提言を受けた安倍首相は「改革を通じ、記憶力中心の受け身の学力にとどまらず、主体的に学ぶ力を育て積極的に評価していくべきだ」と話した。
今後は中央教育審議会で具体的な制度設計を協議し、来年3月をメドに答申する。文部科学省は早ければ5年後の導入を目指すとしているが、体制の整備には大学や高校関係者の理解が不可欠で、実現には曲折も予想される。(日本経済新聞 11月1日 朝刊1面より抜粋・編集)
大学受験というシーンにおいて、過去30年以上の慣習の中で行われていたものを、新たに作りかえようとしています。なにやら、面白そうな取り組みに見えますが、多くの困難が伴うことでしょう。実現には向けては、関係各所への説明責任はもちろん、制度設計から各種運用まで様々なことを考え、多くの人材の助けが必要となるでしょう。
さて、過去の慣習を振り払うことに似た光景は現代のビジネスシーンにおいても多数見受けられます。こうした変革をもたらすにはどのような能力が必要なのでしょうか。
弊社独自の市場価値測定テストの評価項目に当てはめて考えてみると、変革を実現するためには、論理性やプレゼンテーション能力が重要です。
これらは、自分の考えをわかりやすく伝え、聞き手に理解・納得を促す特性・技能を指します。
この2つがなぜ重要なのかというと、的確に想いや考えを表現することで人を導き動かすことができるからです。どんなにいいアイデアを持っていても、それを相手に伝えることができなければ協力者は現れにくいものです。ましてや、慣習を変える、文化を作るということになると、一人の力だけではムーブメントを起こすのは不可能に近いと言えるでしょう。
さて、ここで市場価値測定テストのデータを見ていきましょう―――。
上図は職位別に論理性、プレゼンテーション能力の値をプロットしたものです。ご覧のとおり、職位が上がるにつれてその能力が上がっていくことがわかります。論理性は20点満点、プレゼンテーション能力は100点満点で評価しています。
職位が上がるということは同時に部下が増えることを意味します。部下を率いていくためには論理性とプレゼンテーション能力の高さが必要となることがわかります。
変革-それは、ビジネスパーソンにとっての永遠のテーマかもしれません。慣習をただ受け入れ、何もしないことは衰退につながります。常に変革を求め、もがき、試行錯誤し、慣習を打ち砕きましょう。こうした行動はいずれ日本の文化・生活スタイルを変貌させているかもしれません。
※データ標本数:11326名
※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。
(執筆者:江頭)
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2013年12月02日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
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今日のトピックは、
~グローバル時代に向けて、
日本人の能力と特性を確認する~
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2010年-グローバル元年から早3年が過ぎ去ろうとしています。これまでは、いかに外国語を用いてうまくコミュニケーションするか、いかに海外の商習慣や生活スタイルを理解し受け入れられるか、といった所にフォーカスしていたように思えます。
日本の教育環境もそうしたニーズに合わせ、小学生でのカリキュラムに英語授業の必修化を促すことや、積極的な留学支援を行うことで対応してきました。
そんな変化を生んだグローバル化ですが、今後、このグローバル化はどのように変化していくのでしょうか。日経新聞にこんな記事がありました。
企業の力で「日本」の広報を グローバル化した現在、国際関係におけるパワーとして、軍事力や経済力のほかにソフトパワーの重要性が高まっている。ソフトパワーは「自国が望む結果を他国も望むようにする力であり、他国を無理やり従わせるのではなく、味方につける力」である。それは人々の好みを形成する能力に基づいている、と考えられている。特に、冷戦後のグローバルイシュー(国際問題)の解決には、一国では対応できず、協調的な他国間の枠組みでの対応が求められている。政治的あるいは経済的な強制からではなく、説得により他国の行動に影響を与えることが重要であるという点でソフトパワーが重視され始めている。 多くの国が、従来から自国のイメージを広める活動をしているが、民主主義国家が増加し、情報化が進む近年、外国の世論形成に働きかける外交がより重要視されるようになった。各国政府は国としての魅力を他国の市民に知らしめることによって他国との関係をより良いものにし、自国の立場への理解を深めてもらう動きを活発化している。 従来、ソフトパワー外交として日本政府はいわゆる文化外交を進めてきたが、近年、マンガやアニメ、ゲーム、アイドルなどの「クールジャパン」のように、広く大衆に受け入れられる文化の影響力が関心を集めている。また、企業活動により企業の母国のイメージの拡散が生じる点に着目すると、自国イメージの向上には、コンテンツ産業に焦点をあてるだけでなく、コンテンツに続く企業活動も勘案して展開することが求められる。 企業にとって従来、ソフトパワー外交は外部条件とみなされてきた。しかし、企業自身が母国のイメージ向上に貢献でき、さらに母国のイメージ向上が製品販売を促進する追い風となるのである。この観点に立てば、企業にとっても、ソフトパワーとの関連を考慮することが必要になってきたと言えるだろう。(日本経済新聞 11月8日 朝刊29面より抜粋・編集) ソフトパワー、という単語。初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。奇異な存在に見られがちな、オタク文化やアイドルの追っかけなどは、外国からはクールと称されているのはみなさんご存知かと思います。その影響は日本という国自体のイメージをポジティブなものに変え、結果外交にも影響を与えるほどの世論を生む可能性があるのです。 どんなモノや文化が海外に受けいれられるかなどは予測ができませんが、こうした力があることを政府・企業ともに認識し推し進めていけば、日本という国を外部の環境から元気にすることができそうです。 さて、ここで弊社独自の市場価値測定データを見ていきましょう―― 今回は、一般的に日本のビジネスパーソンが持つ強み・弱みを把握し、諸外国からどのように見られているかを知りましょう。諸外国のイメージを知ることで今後の展開に役立ててください。
上図は、日本のビジネスパーソンの能力平均を示したものです。特徴としては全体的なバランスが良いことがあげられます。日本の終身雇用という特殊な制度が生み出したビジネスパーソンの特長であると言えます。一番スコアが高い能力はリーダーシップ能力でしたが、ほとんど他の能力との得点差はありませんでした。逆に、ボトルネックとなるのが異文化適応能力です。2010年以降、この能力のスコアは増加傾向にありますが、それでもまだまだ低いのが現状です。島国であるという物理的な条件と過去に鎖国をしていたことなども影響しているのではないでしょうか。
上図は日本のビジネスパーソンの性格特性の平均得点を示したものです。諸外国と比較した場合、寛容性と協調性の高さが日本人の特徴と言えます。NPが高いことから、情に厚く、和の精神やチームワークを尊びます。ACが高いことから、細かいところに眼が行き届き、完全なものを追求していきます。
滝川クリステルの一言で世界も注目したおもてなし。そのおもてなし文化を生み出した気質とは、相手を思いやることのできる寛容な心(NP)と細かく緻密な思考行動パターン(AC)が組み合わさったものなのかもしれません。
現在の日本のビジネスパーソンの現状を知っていただくことはできたでしょうか。もちろん、企業の地域や風土によって捉えられ方は異なってきますが、概ねこのような印象を抱かれていることでしょう。
グローバル化は個人の能力面だけでなく、国全体として捉え方もあります。ビジネスに正解はありませんが、グローバル化が進んでいるのは紛れもない事実です。自分が所属している企業・チームだけでなく、国への貢献と考え、自身を切磋琢磨するとグローバル化へのモチベーションはポジティブに働くのではないでしょうか。一人ひとりがビジョナリーな存在になり、日本を元気に活性化できるよう日々精進しましょう。
※データ標本数:10657名
※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。
(執筆者:江頭)
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