2014年01月
2014年01月27日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら
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今日のトピックは、
~人材採用―成績を加えるだけで十分?~
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日本の新卒採用は、1つの会社に1万人を超える学生が応募するなど熾烈を極めます。採用の際には志望動機や将来の夢などを書くESと共に、適性検査や数回の面接がありますが、グローバル化等の時代変化とともに、新しい価値観が登場し、新卒採用において何を重視されるかが変わっていきます。このようなシフトは次の記事から見られます。
採用、再び成績重視
三菱商事や富士通、客観評価容易に
三菱商事や富士通など大手企業が2015年3月卒の採用活動で「学業成績」をより重視する。14年1月以降、エントリーシートに加え成績書も提出させ選考材料の一つとする。これまでは部活動などを重視する一方、大学ごとに異なる成績は客観評価が難しいために積極的に活用していなかった。授業への取り組み姿勢などを評価し優秀な学生の採用につなげる。
三菱商事などに入社を希望する学生はインターネットの採用サイトに授業ごとの成績を記入する。サイトはNPO法人のDSS(東京・千代田、辻太一郎代表)が運営する。DSSは全国の有力大学の授業内容に詳しく、企業に対し学生の成績を客観的に判断する情報を提供できる。三井物産や日本たばこ産業(JT)のほか、セブン-イレブン・ジャパン、東レ、帝人や清水建設などを含めた15社がDDSと契約を結んでおり、学生の成績を取り寄せる。
DSSは大学ごとに成績評価の方法が違うため、異なる大学の成績を4段階で評価し直す共通の指標も用意する。今後は学生から集めた成績データの分析や聞き取り調査などで、高評価がとりにくい授業などの情報も提供し、企業が選考時に大学の成績をより的確に利用できるようにする。
大手企業の多くは1990年代前半まで選考のために成績書の提出を求めていた。最近は内定後に成績書の提出を求めるケースが多くなった。
(日本経済新聞2013年12月8日朝刊1面より抜粋)
この記事から、採用活動に変化がもたらされたことがわかります。今いくつかの企業が成績という新たな項目を加え、重視するようになってきているのです。そういった中で忘れていけないものは、能力には根本的な「心」・「技」・「体」という各要素があることです。弊社は市場価値測定法を開発した結果、MVAテストというものを基にビジネスに必要な能力として、「心」・「技」・「体」という風に表現しました。下の図がこの能力を可視化した人材測定価値基準「セブンレイヤーズモデル」です。
これら各要素について説明し、実際にどのような値を示し、「心」「技」「体」のどこに
目を向けていくべきなのかを見てみましょう。それを基に採用活動や人材教育の参考に
していただければと思います。まずは「心」の部分です。これは弊社が行うMVAテスト
から算出される性格特性、パーソナルバリュー保有能力が当てはまります。下図をご覧
ください。
バリュー保有能力は自分の軸(大切にしたいもの、譲れないもの)の強さを反映し、ぶれないかどうかのパラメータです。性格特性は思考行動パターン・タイプを表しておりますが、5つの要素があり、総合すると100点満点になります。高ければ高いほど、心的エネルギーが高く、他への影響力と関連します。グラフの年別推移を見ると、「心」の部分の平均値は2007年まで減少傾向が見られ、ここ数年では増加傾向にあります。
次に、「体」の部分です。これはセブンレイヤーズモデルの体力・健康維持管理能力にあたります。この値についてみてみましょう。
体力・健康維持管理力は10年間に値の激しい変動はなく、最大値と最小値の差も約2.5点しかありませんでした。その理由としては、多くのビジネスパーソンが、体を資本と捉え、相応のメンテナンスをしていることが伺えます。
最後に、「技」の部分であるビジネスパーソンに必要な基礎能力はどうでしょうか。次のグラフを見てみましょう。次のグラフはビジネス基礎能力の合計(ビジョン、ストラテジー、リーダーシップ、マネジメント、情報収集、パソコン活用、プレゼンテーション、異文化適応、タイムマネジメント、メンタルマネジメント)、計10個項目の能力を測定し、セブンレイヤーズモデルにおける「技」の部分です。
「心」と「体」を反映する最初の2つのグラフと比べると、ビジネス基礎能力だけ特に値の急速な減少が見てとれます。また、最大値(2004年)と最小値(2009年)を見ると、差が50点以上あります。さらに、グラフの形を見ると、ビジネス基礎能力に2009年から少しずつ増加していましたが、2013年の値は最大値まで上がっていません。従って、能力の劣化は急速でしたが、その回復にはある程度の時間を要することがわかります。
以上のグラフから、ある程度「心」や「体」の部分には採用活動に配慮されていることがその数値の安定性からわかります。しかし、不安定な値を示すビジネス基礎力の部分は、多くの方がまだまだ注目していないでしょう。採用活動において大学生に高い実務能力を求めるのは厳しい話ですが、成果に結びつく基礎能力を視ることは必要です。
「心」と「体」、そして「技」を考察して、企業の目的に合ったより適合した人材採用を目指していきましょう。
※データ標本数:11369名
※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。
(執筆者:ジャヤプトラ)
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2014年01月20日
市場価値データバンク
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市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
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今日のトピックは、
~パソコン活用能力の重要性と強化の方法~
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コンピューターがオフィスに入って早四半世紀以上が過ぎました。現在では、当初考えられていたよりも多くの機能と性能の改良がなされたことにより、コンピューターはビジネスの場ではなくてはならないものとなっています。
モノづくりの現場においては3Dプリンターの普及が今年は話題になりました。そんな変化を生んだコンピューターですが、今後はどのように変化していくのでしょうか。日経新聞にこんな記事がありました。
匠の技、デジタルで伝承 ものづくり、大学と組み「見える化」
団塊大量退職で急務
中小のものづくり企業の間で大学と協力しデジタル技術を活用した技能伝承の動きが広がっている。現場の熟練技能者の匠(たくみ)の技を見える化して若手が学びやすくしている。現場力を担ってきた団塊の世代が60歳代半ばを迎え大量に退職していくなか、円滑な技能伝承が急務になる。
京浜工業所では池戸技術主任の熟練技能を画面上に再現、若手技能者の育成に生かすベテランの作業時の視界をデジタル映像にした。金型などの表面を鏡のように仕上げる超硬工具に強い京浜工業所(東京・品川、内田由美子社長)。今年夏、首都大学東京系の産業技術大学院大学と連携し、最も難しい作業を3次元映像などデジタル化した。トヨタ自動車やコマツなど有力顧客から評価される製品を生み出す現場の技能をデータとして残し、受け継がせるためだ。
デジタル化では産業技術大学院大学の橋本洋志教授らの4つの研究室の教員や学生が現場に入り込んだ。熟練技能者の手の角度などを細かく計測したりノウハウも聞き取り調査をしたりした。1年余りで完成させた。「地域経済を支える中小企業に役立ちたい」(石島辰太郎学長)とほぼ無償で協力した。デジタル化による技能伝承のノウハウを習得できた。大企業を含めてニーズが大きく、今後の産学連携で生かしていく考えだ。
医療機器の金属部品を製造する小川製作所も東京理科大学と協力し、比較的手軽にできるデジタル技能伝承に取り組んでいる。
同社はコンピューター断層撮影装置(CT)などの金属部品の精密加工が強みだ。月に1千種類もの部品を少量生産する。それぞれの部品で金型の取り付け方や加工機の操作が異なり、熟練技能が必要。ベテラン技能者がCCD(電荷結合素子)カメラを付けたヘルメットを着用し、細かい作業をデジタル映像として取り込んできた。東京理科大の赤倉貴子教授の研究室と共同制作したデジタルコンテンツでは左側に作業の映像が流れ、右側には技能者から聞き取った作業のコツなどの説明が添えられている。小川製作所の白沢勉専務は「若手が仕事の前にパソコンで見て作業のやり方を学んだり、若手の作業を録画して比較したりできて教育の効果が大きい」と指摘する。
(日本経済新聞 12月16日 朝刊13面より抜粋)
この記事にも登場したように、匠の技などの現在では今まで考えてもみなかったところにまでデジタル化の波は押し寄せています。モノづくりの現場だけでなく、オフィスにおいてもコンピューターの重要性は変わりません。ビジネスコミュニケーションのツールとして、もはやコンピューターは必要不可欠と言えます。日常の業務や情報収集においてもパソコン活用の重要性は増す一方です。少なくともワープロ・表計算・プレゼンテーション・Eメール・インターネット情報検索という五つの機能をマスターすることはこれからのビジネスの場では当然とみなされるでしょう。では、日本のビジネスパーソンはパソコンを活用できているのでしょうか。
下図は2012年のビジネスパーソンのビジネスコアスキルの平均得点です。
この図からもわかるように、パソコン活用能力は各100点満点の基礎能力の中で平均得点が50点を超えない二つの項目の一つとなっていることが分かります。(もう一つは異文化適応能力)
また、下図は年別のパソコン活用スキルの得点です。
パソコン活用能力の値は基本的に横ばいです。インターネット社会の中で積極的に伸ばしていかなければなりません。また、ビジネス基礎能力の中でも、習うより慣れろの世界、比較的短期間で習得できる能力です。苦手意識をひきずるのではなく、社内研修やスクールなどを上手に活用して、スキルアップを目指しましょう。
では、パソコン活用能力を高める上で、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。ここでは有効な方法を三つ紹介します。
一つは、使用頻度を増やすことです。パソコン活用能力を高めるためには日常的にコンピューターに触れることが大切です。資料を作成するときにも積極的にコンピューターを使いましょう。
二つ目は、新しい使い方に挑戦することです。ワープロ・表計算・プレゼンテーションのアプリケ―ションは数年に一度改良されます。その際に追加された機能や知らなかった機能に積極的に挑戦してみましょう。
三つ目は、効率化することです。現在までさほど不自由せずにコンピューターを使えていたとしても、コンピューターの機能を活用することで効率化を図ってみましょう。
現代はグローバル化やインターネットの普及など新しい情報革命が起こっています。パソコンを戦略的に利用して、情報収集や自己表現の能力を高めることに注力しましょう。
※データ標本数:11371名
※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。 あなたの市場価値はどれぐらい? ----------------------------------------------
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