2014年06月

2014年06月30日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

---------------------------------------------------------

今日のトピックは、

~ビジョン概念化能力を高め、市場価値、企業価値を高める~

---------------------------------------------------------

 

企業価値を創造すること

経済産業省の資料に、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」のコスト構造を分析すると、モノ作りではなく仕掛けづくりに付加価値が集中したとの報告がある。なぜそうなったのか。

高度経済成長下ではよりハイスペックな製品が求められ、高機能こそ付加価値だった。しかし、社会が成熟し消費者のニーズは変化した。製品の機能が必要以上に高度化した一方、消費者は機能よりも自らのニーズに合うものを求めるようになった。

「多付加価値競争」の状況にあって、消費者が何を求めているのかわかっていない。メーカーは時に消費者と一緒に製品を開発する必要がある。

モノづくりの価値は、高機能な製品の提供ではなく、作り手の思いを伝えることで生まれる。ソニーの業績悪化は企業イズムが見えず、機能の主張ばかりになったからではないか。圧倒的なオンリーワンの機能がなければ価格競争に陥る。

日本企業の価値が実態以上に評価されない理由は、高い技術への誇りから作り手側の考えに偏り高機能ばかり主張することにある。技術は語っても、経営にかける想いを語る経営者は少ない。

経営者の想いが社会の共感を呼び、企業活動と連動すると企業価値は高まる。聞こえの良いスローガンではなく、創業理念を軸に未来を見据えた企業のコンセプトを、経営者自らが情熱をもって語る。「統合報告」による価値創造とは、このような想いと活動を体系的な言葉で示すことだ。非財務情報を開示しただけの統合報告は価値を生まない。経営者次第で企業価値が左右される時代が来ている。

               (日本経済新聞 611日 朝刊18面より抜粋・編集)

 

上記の記事からも分かるように、経営者が、経営理念を軸に未来(ビジョン)を見据えた事業コンセプトを考え、それを語ることは重要です。しかし、これは経営者だけではなく社員全員にも言えることです。社員全員が創業理念や企業理念を軸に未来、つまりビジョンを明確にする必要があります。社員一人一人がビジョンを明確にすることで個人の市場価値が高まり、企業価値も高めることができます。

そこで、「ビジョン概念化能力」の点数ごとの割合を見ていきます。ここで言う「ビジョン概念化能力」とは、自身の理念や価値観に基づき、ビジョン(夢やロマン、在るべき姿)を描き、それを概念化する能力を指します。「ビジョン概念化能力」は、行動のエンジンとなる重要な能力のため、ビジネスマンにとって必要な第一のスキルです。点数が80点を超えると高い能力値と言えます。


 画像1













 上記のグラフから分かるように、ビジョン概念化能力が
80点を超える人の割合は8.9%で、10%にも達しません。

また、「ビジョン概念化能力」の重要性を理解するために、「ビジョン概念化能力」と「ビジネス基礎能力」の関係も見てみましょう。「ビジネス基礎能力」とは名前の通り、ビジネスに必要な基礎的な能力のことを指します。つまり、「ビジネス基礎能力」が低いと、市場価値も低くなってしまいます。


 画像2











 上記のグラフのように、二つの能力は比例関係にあります。「ビジョン概念化能力」が高ければ、「ビジネス基礎能力」は高くなっています。逆に、市場価値が低い個人の集まりでは企業価値を高めることは困難と言えるでしょう。

 常に自分のビジョンを考えるように心掛けましょう。ビジョンを10年、5年、3年というように前倒しで期間を設定するのもよいでしょう。

 しかし、ビジョンは持っていればいいというわけではありません。それを策定・実行する「ストラテジー策定能力」も同時に重要になっていきます。スティーブ・ジョブズのように、自分のビジョンを明確にもち、表現・実行に移すことが何よりも重要です。

 

以上のように、自分のビジョンを明確に持ち、実行することで市場価値を高め、ひいては企業価値の向上につなげていきましょう。

 

 

 

※データ標本数:11636

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 

(執筆者:上野)

-----------------------------------------------------

 

あなたの市場価値はどれぐらい?
テスト受検希望者はこちら

転職希望者必見!
MVAによる最適な転職支援サイト「日本人財銀行」はこちら

経営者・人材開発責任者の方へ
ミスマッチのない有能な人材をご紹介いたします
詳しくは
こちら

-----------------------------------------------------



藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |

2014年06月24日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

------------------------------------------------

今日のトピックは、

これからの発展に必要な能力とは

------------------------------------------------

ドライブスルー型「見るだけ」なくす ~潜在需要大きく~

 巨大市場の攻略に向け、ウォルマートは準ネット通販ともいえる新サービスを始める。顧客はまずネットで食品を選んで受け取り時間を指定。注文した商品はウォルマートの集配施設などから最寄りのドライブスルー型施設に配送される。そこまで消費者自身が受け取りに行く。対象は果物や飲み物など1万点。完全なネット通販ではないが、既存の物流・店舗網の強みを生かすビジネスモデルだ。現在は実験段階で軌道に乗れば全米展開を検討する。

 量販店の最大の脅威となっている「ショールーミング」対策にもITを生かす。消費者が店舗では品物の下見だけして、価格が安いネットで買う購買行動を指す言葉で、実際、同社の顧客の65%はスマートフォンを持ち、そのうち半分は価格チェックに使うという。実験的に対抗策が「eレシート」。2年前に買収した豪州ベンチャーから導入した技術だ。顧客がスマホで取ったレシートの情報が「セービング・キャッチャー」というウォルマートの独自開発システムに送られる。近郊の競合店より価格が高ければ差額が返金される。今年中に全米展開する予定。最低価格保証で消費者の「見るだけ」を阻止する。ITとの融合で攻守両面で「店舗力」の引き出しを狙うウォルマート。ネット販売の利便性を追及するライバル・アマゾンの戦略とは好対照をなしている。

               (日本経済新聞 610日 朝刊13面より抜粋・編集)

 

上記の記事にもありますように、経営にIT技術を参入させるケースが目立ってきています。インターネットが普及したことによる情報化社会の中でグローバル化が進展しました。そんなグローバル化の原点にあるインターネットの普及に今回、焦点を当てたいと思います。

 

ビジョン概念化能力、ストラテジー策定能力、リーダーシップ能力、マネジメント能力、情報収集能力、パソコン活用能力、プレゼンテーション能力、異文化適応能力、タイムマネジメント能力、メンタルマネジメント能力の10項目は、どのような業務のどのような専門知識や技能を身に付けるにあたっても、その基礎として要求される力です。いわば、ビジネスパーソンとしての専門性を高めるのに必要な基礎力であるといえます。では、弊社の行っている市場価値測定テストの結果から、下図のそれら10項目のビジネス基礎能力の平均を見てみましょう。


1望月グラフ 

 

 










 図
の結果から、パソコン活用能力の得点の低さが顕著に表れています。IT技術の発展により情報化社会となった現在、情報収集能力も重要なビジネススキルです。では、パソコン活用能力と情報収集能力の関連性はあるのでしょうか。下記の図は、パソコン活用能力と情報収集能力を比較した図です。では、見てみましょう。

望月2 

 

 










 グラフからも分かりますように、パソコン活用能力が高ければ高いほど情報収集能力が高くなることが分かります。つまり、パソコン活用能力と情報収集能力は比例していると言えます。

 

この結果から、情報化社会の今後の発展を考えると、情報を多く得る手段としてパソコン活用能力を磨くことが効果的かつ効率的であることが分かります。65日にソフトバンク社が人に寄り添ったロボット「Pepper」を発表し、全国のソフトバンクショップに置くことになりました。家庭や企業に1台のロボットが常備している未来はそう遠くないかもしれません。

 

これから、ますますIT技術による情報化社会の進行し、それにともないビジネス環境も変わっていくことが予想されます。そうなった時に乗り遅れないためにも、パソコン活用能力を磨き、自分の必要な情報に多く触れることのできる環境を作ることが必要になってくるといえるでしょう。

 

 

 

※データ標本数:11640

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 

(執筆者:望月)

-----------------------------------------------------

 

あなたの市場価値はどれぐらい?
テスト受検希望者はこちら

転職希望者必見!
MVAによる最適な転職支援サイト「日本人財銀行」はこちら

経営者・人材開発責任者の方へ
ミスマッチのない有能な人材をご紹介いたします
詳しくは
こちら

-----------------------------------------------------




藤田 聰mvajnet at 17:51│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク  |
■Links■
企業変革創造
市場価値測定研究所
日本人材銀行
All About
留学協会
■記事検索■
人気ブログランキングへ
ランキングはこちらをクリック!
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: