2014年07月

2014年07月28日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今日のトピックは、

~EQ(感じる知性)が高い人の資質とビジネス基礎能力~

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EQ
が高い人とは 5つの資質が必要(永田 稔)

 様々な人種の人が働く職場など多様性の高い環境の中で、EQ(感じる知性)は必須の能力です。EQが高い人とはどんな人でしょうか。
 第1は「自分自身の感情を知る人」です。自分がどんな感情の状態にあるのかを把握することが最も重要なことです。感情に流されずコントロールするには、自身が「何に対しどのような感情を持っているか」を把握することが不可欠です。

 第2は自らの「感情を制御することができる人」です。感情自体はコントロールすることが難しいですが、その持続時間や解消方法は制御できます。

 第3は「自身を動機づけられる人」です。才能を十分に発揮するためには、目標に向かって自分を動機づけられるかが重要です。何年も訓練や学習を続けられる熱意や忍耐を持てるかどうか、不安な感情に陥った際にも諦めずに「希望」を持ち続けられるかどうかが重要なのです。

 4つ目は「他者の感情を認識する人」です。他者の感情を敏感に受け止めることができる人、そして他者が何を求めているのかを察知し行動できる人は優れたEQを持っている人と言えます。

 5つ目は「人間関係をうまく処理できる人」です。他者の感情を理解した上で、他者の感情や行動を望ましい方向に発展させるための行動がとれるかどうかです。そのような行動をとれるかどうかで多様な人間関係を円滑に保ち、発展させられるかが決まります。

 EQの高い人は以上の資質をもった人です。この5つを意識することで、自らの能力が十二分に発揮される状態になるとともに、メンバーの能力発揮を促すことが可能になります。

               (日本経済新聞 715日 朝刊27面より抜粋・編集)

 
 
EQ(感じる知性)が高い人は上記の記事に書かれているような資質が必須であることが分かりますが、実はこの5つの資質は「ビジネス基礎能力」にも大きく関わっています。ここで言う「ビジネス基礎能力」とは、ビジネスにおいて必要不可欠な13の能力を合せた基礎能力を指します。

第1、第2の資質は、ストレスに上手に対処し、どんな状況でも平静を保ち、冷静な意思決定ができる「メンタルマネジメント能力」と関係があります。それでは「メンタルマネジメント能力」と「ビジネス基礎能力」のグラフを見てみましょう。下図をご覧ください。

画像1











 「メンタルマネジメント能力」の重要性が分ると思います。生産性が落ちないように、体だけでなく心の健康を保つ能力というのは、これから先も重視されると予想されるので、自分のメンタルをコントロールできるようにしましょう。

次に、第3の資質を見てみましょう。これは、自身の理念や価値観に基づき、ビジョン(夢やロマン、在るべき姿)を描き、それを概念化する「ビジョン概念化能力」と関係があります。この能力は、行動のエンジンとなる重要な能力のため、ビジネスマンにとって必要な第一のスキルです。それでは、「ビジョン概念化能力」と「ビジネス基礎能力」のグラフをご覧ください。


画像2











 「メンタルマネジメント能力」同様、「ビジョン概念化能力」が不可欠なことが分かると思います。目標に向かっていくための動機づけには自分の人生・仕事に対するビジョンを持つことが大切なので、日々考えるようにして能力向上に努めましょう。

 


 最後は第4、第5の資質です。この2つの資質は、「マネジメント能力」と関係があります。ここで言う「マネジメント能力」とは、メンバー間のチームワークやコミュニケーションを円滑化する潤滑油のような働きを果たすもので、権限を委譲し、目標達成のために、実施プランを自ら策定し、確実に実行する能力を指します。「マネジメント能力」と「ビジネス基礎能力」の関係のグラフをご覧ください。

画像3 














 上記の二つの能力同様、「マネジメント能力」が上昇すると「ビジネス基礎の能力」も上昇しています。「マネジメント能力」は「リーダーシップ能力」と相互補完的な関係にあるので、自分がどちらの資質に優れているかを見極め、足りない能力を補うことが求められます。

 以上のことから「ビジネス基礎能力」とEQ(感じる知性)に強い関係があることが分かるでしょう。能力向上のためには、自分にどれくらいの能力があるのかを早く知り、危機意識を持つことで、生活スタイルや考えを変える必要があります。ビジネス基礎能力の平均数値が減少している今、能力を上げてまわりよりも一歩リードしている状態にしておくことが大切です。



 ※データ標本数:11659

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 


(執筆者:上野)


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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0) |

2014年07月21日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
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今日のトピックは、

今後広がる女性登用

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社外取締役に女性142

 企業が外部から登用する「社外取締役」に女性を起用する動きが広がっている。東京証券取引所の上場企業で女性の社外取締役を導入した企業は、この1年で50社増えて142社になった。起業は女性視点の発想を商品やサービス戦略にいかそうとしており複数を起用するケースも目立ち始めた。三菱UFJ信託銀行が集計したところ、昨年の93社から1.5倍に増加した。安倍晋三政権が女性活用を推進し、「少なくとも1人の女性役員の登用」を掲げていることも背景にある。著名人では、コナミが柔道指導者の山口香・筑波大大学院准教授を起用した。同社はスポーツクラブを運営しており「健康や教育の観点からの提言を期待したい」(コナミ)という。みずほフィナンシャルグループは元経済財政担当相の太田弘子・政策研究大学院大教授を登用する。

 複数人の導入に踏み切る企業もある。ダスキンはパナソニックで家電の企画・開発を経験した藪ゆき子を招く。ダスキンでは「生活用品の購入者の大半は女性だ。消費者目線を取り入れたい」と理由を説明。豊田通商は川口順子・元外相と藤沢久美・ソフィアバンク代表取締役を起用する。女性の社外取締役を登用した企業は全体の0.6%となっており、今後も登用の動きが広がるかに注目が集まる。日本コーポレート・ガバナンス・ネットワークの富永誠一専務理事は「女性の登用で経営の多様性が向上し、成長に繋がる」と指摘した上で、「内部の女性社員の昇進につながる場合もある」と話す。カゴメは提携先の、だし会社で社長をつとめる明関美良氏(34)を社外取締役に起用する。「育児経験もあり、女性の働き方の規範になってほしい」(カゴメ)と期待している。
                                                             (日本経済新聞 624日 朝刊12面より抜粋・編集)

   

上記の記事からも分かりますように、アベノミクス成長戦略として「女性の就業率を2020年までに73%に上げる」や「指導的地位を占める女性の割合を30%にする」という目標に対する政策が行われています。その流れに伴って、多くの企業が女性の登用に力を入れ始めています。少子高齢化が深刻な問題となっている現在、女性の労働も必要となってきているのも事実です。ニューヨーク・タイムズが発表した、会社の取締役における女性比率の国別比較調査結果によりますと、日本企業における女性の取締役比率は、わずか1.4%に留まっており、欧米諸国に比べて突出して低いことが分かっています。日本の順位は20か国中18位と、下から3番目という結果になっています。日本は先進国であるにもかかわらず、他国より下位にいるこの結果において対策を練るべきであるといえます。

では実際に女性はビジネスを行うにあたってどれほどの能力があるのでしょうか。ビジネスにおいて必要となる10個の能力の男女平均を比較した下図をご覧ください。
1












 この比較したグラフから、パソコン活用能力以外の女性の能力値が男性に比べて高いことが分かります。つまりこの結果から読み取れることは、男性と同様、ビジネスを行えるだけの能力を女性は持っているということです。

 


10の能力の中でも特に異文化活用能力において、女性の能力の高さが顕著に表れています。情報化社会の中でグローバル化が進行している現在、市場が国内から世界へと変化していっている中で、グローバル環境に適応していくことが求められています。その際ポイントとなるのが異文化適応能力です。その異文化適応能力が秀でていることは、女性はこれからのビジネスにおいて求められていると言えます。

 


加えて、仕事を行なうにあたって土台・基盤となる能力が二点あります。それは、体力・健康維持管理能力とバリュー保有能力です。まず初めに、体力・健康維持管理能力についてです。健康状態を常にベストの状況にしておきませんと仕事の成果に繋ぐことはできません。次に、バリュー保有能力とは、自分の人生・仕事での「理念・価値観」のことを指します。バリュー保有能力が高いと自分の軸がぶれず、逆境でも踏ん張ることができるようになります。

そこで、体力・健康維持管理能力とバリュー保有能力の男性と女性の比較を行った下図をご覧ください。

2
      










表から分かりますように、体力・健康維持管理能力とバリュー保有能力共に、女性の方が上回っていることが分かります。つまり、女性はビジネスを行うに当たっての土台と基盤が備わっていると言えます。

 

以上の比較結果から、多くの能力を秘めた女性の更なる登用によって、企業の活性化に繋がることがいえます。そのために、多くの女性が不安なく働くことのできる場づくりを進めていきましょう。

 


 ※データ標本数:11649

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 


(執筆者:望月)


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