2014年09月

2014年09月29日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今日のトピックは、

性格特性からみる異文化適応能力

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海外人材抜てきパートを正社員化  

 特技や資格、海外での滞在経験、業務評価などを盛り込み、国や組織を越えた最適な人材配置に生かす。海外子会社の優秀な現地社員の日本本社への抜てきや、パートの正社員登用にも役立てる。日本企業がグローバル展開を迫られるなか、競争力強化のため世界規模での人材適正配置が急務になっている。

 データベースには各種の資格や語学力のほか、学生時代の海外経験、キャリアの希望、年間予算の達成率、業務成績、面談での評価なども登録。これは、中国や東南アジアの優秀な従業員を日本本社や国内主要子会社に引き上げる場合などにも役立てる。役員や幹部への登用で多様な人材の抜てきを増やしていく考えだ。

 イオンは1月にベトナム、6月にカンボジアにSC1号店を開き、15年春にはインドネシアにも進出する。幅広い事業で展開地域を急拡大しているため、迅速に人材を配置する必要が高まっている。アジア全域から最適な人材を探し出し、グループ全体の競争力を底上げする。

               (日本経済新聞 728日 朝刊1面より抜粋・編集)

 

上記の記事からも分かりますように、グローバル展開を急ぐ日本企業が増えています。例を挙げると、日立製作所がグループ約900社、32万人の人事情報を載せた人事データベースを構築しており、課長級以上の社員に職務の役割や職責を示す格付けを行うグローバル・グレーディング制度が取り入れています。このほかにも、富士フイルムホールディングスや仏ルノー・日産自動車、住友電気工業もグローバル展開の対策を行っています。このように多くの企業がグローバル展開を行っているなか、日本人はグローバル市場で戦っていけるだけの能力はあるのでしょうか。下図を見てください。

1 


 








 

赤色で示した通り、異文化適応能力値の低さが顕著です。この結果から、異文化適応能力を伸ばさなければいけないという課題が見えてきます。では、異文化適応能力が低いことは日本人の性格、パーソナリティーに関係しているのでしょうか。下図を見てください。弊社が行っているテスト結果から性格特性の平均を見てみたいと思います。


 2










弊社では性格特性をエゴグラムの考えをベースに、「
CP-指導性」「NP-寛容性」「A-論理性」「FC-活動性」「AC-協調性」の5つのカテゴリーに分けています。

 

CP-指導性」が高い人は正義感が強く、自身の価値観を強く持っている人です。

NP-寛容性」が高い人は、肯定的・受容的な人で、情に厚い人です。

A-論理性」が高い人は客観的判断を得意とする合理的な人です。

FC-活動性」が高い人は、自主的であり活動的な人です。

AC-協調性」が高い人は謙虚で我慢強い人です。

 

異文化適応能力の前提として、違いを理解し受け入れ尊重すること、つまり受容できるかどうかという要素NPが高位であることが求められます。もう一つ、相手にわかりやすく話を組み立て伝えられるかどうかという要素Aも高位であることが求められるでしょう。

 

今後ビジネスを行う上で必要とされる能力は、グローバル化の進展により異文化適応能力であると言えます。異文化適応能力を上げるには、英語力を上げるといったスキル向上に目が行きがちです。異文化適応能力のアップを図る際、この2つの要素を意識されるとよいでしょう。

 

 

※データ標本数:11673

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 

(執筆者:望月)

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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0) |

2014年09月22日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
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今日のトピックは、

~グローバル時代 異文化適応能力の高いトップが求められる~

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近頃、「プロの経営者」が様々な会社で活躍し始めています。今年4月、日本コカコーラ元会長の魚谷雅彦氏が資生堂の社長に就任しました。先日、ベネッセで日本マクドナルド元社長の原田泳幸氏が個人情報流出への対応を取っていたことも印象に残っていることでしょう。今日は「プロの経営者」の中でも注目を集めた新浪剛史氏から企業の変革について考えていきます。

 

サントリー、酒類トップ 営業益最高644億円  

  サントリーホールディングスは2014年1~6月期の売上高と営業利益で初めて国内の酒類メーカーのトップに立った。5月に買収した米社分が加わったほか、国内の高級ビールの販売などで消費者心理の改善を追い風にできた。長く首位を続けてきたキリンホールディングスは消費増税後の需要喚起に苦戦。明暗が分かれた。

 ビール大手4社の14年1~6月期連結決算が6日出そろった。サントリーHDがトップに立つのは09年の持ち株会社制移行後初めて。1412月期通期でもトップとなる見通しだ。千地耕造常務執行役員は同日の決算発表記者会見で、トップに立ったことについて「特に意識していない。世界大手に追いつき追い越すための通過点」と話した。

 サントリーHDの1~6月期の売上高は前年同期比18%増の1兆1089億円、32%増の営業利益は644億円と、いずれも過去最高だった。

 部門別の営業利益ではビール・スピリッツ部門が56%増の208億円と、伸び率が大きかった。消費回復を追い風に高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の販売数量が3%増え、第三のビール「金麦」も約10%増加。「山崎」「白州」などウイスキーの国内販売も好調だった。

               (日本経済新聞 87日 朝刊11面より抜粋・編集)

 

上記の記事のように、サントリーは現在飛躍的な成長を遂げている企業です。サントリーは国内酒類メーカートップの座も「世界大手に追いつき追い越すための通過点」と捉えています。世界大手に追いつき追い越すために、2014101日に「プロの経営者」である新浪剛史氏が社長に就任する運びとなりました。

 

サントリー社長に新浪剛史氏が抜擢されたことが注目された理由はサントリーの業績が良いからだけではありません。1899年に大阪で創業して以来、サントリーは佐治信忠氏まで4代にわたり、創業家の佐治家と鳥井家から社長を出してきました。その流れの中で創業家以外初の社長として、新浪剛史氏は注目を集めたのです。新浪剛史氏は何を評価されてサントリーの社長になることになったのでしょうか。

 

新浪剛史氏は、経営手腕はもちろん、国際性の高さが特に評価されたようです。ハーバードでMBAを取得し、ダボス会議に例年参加し、ローソンの中国やタイなど海外への出店もすすめる。日本の経営者を見渡してもここまで国際性に優れた経営者は珍しいでしょう。


無題







 



図でもおわかりのように、異文化適応能力がボトルネックになっています。異文化適応能力とは決して語学力のみを表してはいません。地球全体で考える能力や文化や商習慣の違いを理解し、他者を理解し受け入れる思考様式も含んでいます。新浪剛史氏も産業競争力会議の民間メンバーとして、社外役員を増やさなければ日本は世界から取り残されると発言していることもこの傾向を危惧してのことでしょう。 

 

社長の舵取りが企業の命運を分けます。「プロの経営者」を社外から連れてくることには短期的に業績を改善するだけでなく、企業に新しい風を送り込むという意義もあります。

 

新浪剛史氏の起用からも分かるように企業が変革していく中で異文化適応能力の重要性は増していくばかりです。2020年東京オリンピックのためだけでなく、日本が成長していくために異文化適応について改めて考えてみましょう。

 

 

 

※データ標本数:11732

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 

(執筆者:千原)

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