2014年10月

2014年10月13日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今日のトピックは、

~メンタルマネジメント能力を身に付けよう!~

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こころの病 家計どうする

 うつ病など心の病にかかる働き盛りが増えている。従来通り働けるようになるまで時間がかかることも多く、経済的な不安を抱えやすい。患者を経済的に支援する公的な制度は様々ある半面、民間の保険は心の病になると保障に制限が付く例が目立つ。

 勤務先で仕事をできる状態になければ休職することもあるだろう。その場合は生活費の問題も発生する。休職制度は一般に勤続年数などに応じて決まっており、その間に病気が回復すれば仕事に戻れる。ただ、休職中に給料は支払われないことが多い。公的な支援を補う方法の一つとして、民間の保険がある。だが、心の病気では保障に制限が付くことがある。例えば病気で働けなくなった時に保険金が支払われる就業不能保険や所得補償保険は、心の病気が理由の場合は給付しない商品が多い。民間の医療保険も注意点がある。心の病気でも入院日数に応じて保険金は出るが、1回の入院につき連続60日程度までしか保障しない契約が一般的だ。

 厚生労働省が3年に1度実施する患者調査によると、うつ病やそううつ病など「気分障害」と呼ばれる病気の患者数は2011年で96万人。08年からは減ったが、1996年に比べると2.2倍と依然高水準だ。心の病気は治療期間が長くなりやすい。また、回復後に再発する人も多い。それだけに早期の対応が重要となる。心の不調は自分では気づきにくい。普段から仕事や悩みを話題にすれば、不調時に気づいてもらいやすい。ためらわず周りに頼ることが自分の健康だけでなく経済面でも生活を守る有効な対策になる。

(日本経済新聞 910日 朝刊22面より抜粋・編集)

 

この記事から、うつ病など心の病の患者数の増加は、現代社会の問題になりつつあることが分かります。確かに最近、うつ病になる現代人が増加しているといったこの手の新聞記事や本は巷でよく見かける方も多いのではないかと思います。

また記事より、心の病に対する民間の保険制度は保障や期限が限定的で、心の病を患っている人に対する支援体制は不十分であることも分かります。

 

この記事をご覧になっている皆さんもお分かりだと思いますが、心の病は癌や事故による怪我のように、異常が目に見えて分かるものではありません。うつ病一つとっても、境界性パーソナリティ障害、非定型うつ病など、うつ病に関連する様々な病気が存在します。 それだけ、現代人はタイプこそ異なれ、何らかの疾患を心に抱えている人が多いのだと考えられます。

 

個人的な見解ですが、心の疾患を抱える現代人が多い理由として、以下の二つのことが考えられます。

 

まず一つ目に、現代はインターネットの普及や交通網の発達によって、世界はフラット化し、情報があふれ出た社会になっていることです。そのため、昔ならば知らないで済んだことを嫌でも知ることになります。例えば、会社員のAさんがいるとします。Aさんは毎日必死に働いてなんとか生計を立てているとします。一方、全く異なる地域に住むAさんと同い年のBさんは、楽な仕事でAさんよりもずっといい給料をもらっているとします。

 

 インターネットが普及していない一昔前でも、世の中には自分よりいい思いをしている人がたくさんいることは予想できますし理解しています。しかし、全く異なる地域の人と自分が具体的にどの程度異なるのかは分からなかったでしょう。

 

 しかし、現代はインターネットの普及によって、それがいとも簡単に具体的に分かってしまうのです。情報社会は人類に利便性を提供した一方で、知ることによる不幸を招いてしまっていると言えます。

 

 次に二つ目です。先程も述べたインターネットの普及や、交通網の発達、技術の進歩により、人々の生活は非常に便利なものとなりました。例えば昔は冷暖房も未発達で、自身で防寒など工夫をしなければならず、ある程度の我慢が必要でした。しかし、今ではたいていのオフィスや学校、家庭に冷暖房が完備しており、一昔前の工夫や我慢の必要性はなくなりました。

 

 このように、文明の発達によって現代人は大いに利便性を得ることができています。しかしながら、その代償として、現代人は一昔前の人々が備えていた忍耐力など精神的な強さが未発達になってしまっていると考えられます。

 

以上、この二つの理由によって、現代人は困難に耐えられず、精神を病んでしまう人が多いのだと考えられます。

 

現代社会が便利になったことにひとつの原因があるようで、現代人が心を病むのは仕方がないと聞こえるかもしれません。確かに原因は現代社会の構造に由来しますが、かといって心の病になりたいと思う方はいないと思います。

 

皆、明るく幸福な人生を送りたいと望むでしょう。そこで今回は、読者の皆さんにメンタルマネジメント能力の重要性についてお伝えしたいと思います。

 

まず、以下のグラフをご覧ください。これは、縦軸にメンタルマネジメント能力、横軸にストレス度をとったグラフです。

無題1


 











このグラフから、メンタルマネジメント能力が高い人ほど、肉体症状としてのストレス度が低いことが分かります。

 

次に、以下のグラフをご覧ください。このグラフは、縦軸にメンタルマネジメント能力、横軸に体力・健康管理維持能力をとったグラフです。

 無題


 

 





このグラフから、メンタルマネジメント能力が高い人ほど、体力・健康維持管理能力も高いことが分かります。

 

 心身共に健康であれば、心の病を防ぐことができます。上記の二つのグラフから、その根幹である心身の健康を支えるのは、メンタルマネジメント能力であることが分かります。

 

 メンタルマネジメント能力とは、「職場や家庭など、様々な環境から受けるストレスにうまく対処し、感情的になって自分を見失うことなく、冷静な意思決定ができる能力」のことを指します。

 

 この能力を高めるためには、まず自分がストレスを感じていることを自覚し、その上で視野が狭くなっている状態から一旦離れ、自分や状況をより高い所から俯瞰的に見つめることが必要です。そうすることで、冷静になることができます。

 

 そこからのストレスへの対処の仕方は、人それぞれだと思います。音楽を聴いたり、スポーツをしたり、映画を見たり等々、その人に合った様々なストレス対処法があるでしょう。そのため、まずは目の前のストレスに呑まれないよう、俯瞰的な視点を持って冷静になれるようにしましょう。

 

 この記事によって、みなさんがメンタルマネジメント能力の重要性を認識し、日々意識していただけるようになれば幸いです。

 

 

 

※データ標本数:11736

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 

(執筆者:浜辺)

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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0) |

2014年10月06日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
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今日のトピックは、

~タイムマネジメント能力の重要性~

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会議を仕切る達人に 長丁場でも時間割徹底 中だるみ防ぐ 

必要事項を伝達したり、アイデアを出し合ったり、意思決定をしたりと、ビジネスの現場で会議は重要な役割を果たす。会議を主催し、上手に仕切るのは簡単なようで難しいと感じるビジネスパーソンは少なくないだろう。有意義な会議にするにはどんなスキルが必要か。

短時間でまとめ上げるのが会議の理想だが、テーマによってはじっくりと時間をかける必要がある。外国人も多数参加する会議を取り仕切る日本精工・産業機械事業本部企画部係長の工藤朝道さん(39)は、「参加メンバーに自分の持ち時間を強く意識してもらう」のがコツと言い切る。

同社では予算に関わる大規模会議を年4回開く。世界中の責任者が集まる格好の議論の場だが、決めるべき事項も多く、特定のテーマを掘り下げにくい。そこで産業機械の部門では初の試みとして、6月に12日の合宿会議を開いた。米州や欧州、アジアから20人弱が東京に集まった。

両日、7時間程度にわたる長丁場の会議を前に、工藤さんは早い段階で参加者へスケジュールを伝えた。開催の1ヶ月以上前に「発表30分前、討議50分、休憩15分」といった各地域に割り振った持ち時間を通知。「あらかじめ枠へのイメージを持たせ中だるみを防ぐ」(工藤さん)の狙いだ。
 (日本経済新聞 92日 朝刊29面より抜粋・編集)


 上記の記事のように時間割の徹底、つまりタイムマネジメントは中だるみを防ぐなど、仕事を効率的に進めていくためには重要です。著名な経営者、スポーツ選手、研究者など様々な人が大切にしています。

例えば、メジャーリーガーのイチロー選手は、朝から試合終了まで、全く同じスケジュールで一日を過ごすことで知られています。

iPS細胞の研究でノーベル賞をとった山中伸弥教授も、昼休みに鴨川をランニングすることを日課とし、これにより研究への集中力を維持しているそうです。

 

上記の記事の工藤朝道さんは、タイムマネジメントを強く意識していることが分かりますが、これが会議を取り仕切るというリーダーシップにも繋がっているのです。

画像1 


 




 
 

 このように一見関係ないと思われる能力同士も実は密接に関係しているのです。

リーダーの時間管理が徹底されていないと、メンバーの時間管理もゆるくなり、チームの士気は下がり、生産性も低下していきます。

逆に、工藤さんが発表や討議の時間をあらかじめ伝えておいたように、リーダーが時間管理を徹底することで、チームの生産性は高まります。

タイムマネジメント能力は、リーダーになる上で必要な能力と言えるでしょう。

 

また、タイムマネジメント能力は体力・健康維持管理能力とも関わりがあります。仕事をする際に重要な能力として、コミュニケーション能力(聴く力、話す力)などが一般的に言われています。

しかし、その前に大切なのが体調管理です。体調が悪い状態が続けば、仕事の生産性が上がらないのはもちろん、最悪の場合、仕事ができなくなってしまいます。

 画像2






 



 

 上図を見れば分かる通り、二つの能力は比例関係にあります。

 健康管理という意味でのタイムマネジメントは、早寝早起きや、山名教授のように一日の内に運動する時間をつくるなどが挙げられます。毎日を同じ生活のリズムで過ごすことにより、その日一日を有意義に過ごすことができます。

 

今回は、タイムマネジメント能力は他の二つの能力と密接な関係があると示しましたが、この二つ以外の能力でも密接な関係が見られます。

 

タイムマネジメント能力を向上させるには、お尻の時間を決めて取り組むことを習慣化することが大切です。習慣化するには強い意志も重要ですが、実現不可能な目標を掲げるのではなく、背伸びして届くくらいの目標を立てると良いでしょう。その目標を1年→3ヶ月→1ヶ月→1週間→明日と短いスパンで区切るようにしましょう。そうすることで、次第に習慣化していきます。

 

このブログをご覧になった方、明日から始めるのではなく、今日から始めていきましょう!

 

 

 

※データ標本数:11759

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 

(執筆者:上野)

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