2017年10月

2017年10月30日

市場価値データバンク

 

市場価値データバンクは、15050万人以上の方が受検された市場価値測定テストのデータをもとに、日本経済新聞などの記事と紐付けして、業種・職種を越えて、企業の人材のビジネス能力をレポートしたものです。

                          

※市場価値測定テスト…市場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております。(各能力については100点満点)現在、簡易版を含め、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして、日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。

 

MVAに関する説明はこちら

http://www.v-change.co.jp/mvajtest/index.html

 

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今日のトピックは、

~新卒採用のメリットとグローバル経営人材の新たなる獲得方法~

 

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1000万円求人」増加 外資も中小も 

中途採用市場で年収1千万円以上の求人が増えている。経営のグローバル化やIT(情報技術)の普及を背景に、自社にない知識やスキルを持った即戦力を高年収で獲得する流れが強まっている。日本の技術者確保を狙った外資系企業の求人も目立つ。

 ビズリーチ(東京・渋谷)の転職サイトは、年収1千万円以上の求人が前年と比べ4割増えている。高年収層はヘッドハンターを使った募集が中心だったが、「近年は求人を表に出して即戦力を募る企業が増えた」(多田洋祐取締役)。JTBは同サイトで海外事業に関わる財務担当者を年収800万~1400万円で募集。「中途採用で日本の第一人者を獲得していく」(人事担当者)

 「1千万円求人」が増える背景に、高年収になりやすいミドル世代の転職増加がある。日本人材紹介事業協会(東京・港)によると、人材紹介大手3社を介して転職した36歳以上の人は2016年度に前の年度と比べ14%増えた。リーマン・ショック前の07年度と比べても75%多い。転職サイトやヘッドハンター経由の転職も増加傾向だ。

 中堅中小や地方企業の求人も増えている。システム開発のエーピーコミュニケーションズ(東京・千代田)は、部長クラスの人材を年収800万~1500万円で募集。「受注規模の拡大で、大手企業で経験を積んだ人材が必要になった」(同社)

 人材紹介大手ジェイシーリクルートメントは、三大都市圏以外の企業からの1千万円求人が3年で7割増えた。大手メーカーのグローバル化に伴い、下請けの中小メーカーも国際業務が増え、経験者の人材ニーズが高まっているという。


(日本経済新聞 電子版20171013日より抜粋・編集)

 

 上記の記事にあるように、グローバル化や経営のIT化などのマクロ環境に対応できる人材を確保するため、多くの企業が中途採用に注力していることが分かります。事実、その提示給与も破格のものとなっています。

 

 さて、ここで一つの疑問が浮かびます。それは、「果たしてプロフェッショナルとはいえない、スキルが未開発の新卒採用をするメリットは何なのか?」という点です。

 

 確かに、新卒社員にはスキルがないです。おそらく、ほとんどの実務能力で社会人に劣る場合が多いでしょう。しかし、国内人口縮小時代、かつ、中途採用市場が流動化するこれからこそ、新卒の価値は上がると考えております。

 

 下記の新卒採用を行うメリットに関する表をご覧ください。
1

(各種文献、記事を参照し、弊社にて作成)

 

この中でも、戦力面において「長期的に経営幹部候補が生まれやすい」という点に注目してください。新卒採用においては、企業の文化に馴染めるかどうかが新卒のキャリアにおいては重要になります。採用段階において既に本人の変わらないマインドを判断できる新卒採用は雇用のミスマッチを防ぐことができ、経営幹部候補を獲得できる可能性が高いのです。これは転職を過去にしてきた中途のビジネスパーソンとは明らかに異なる点です。

 

しかし、ここでまた一つの疑問が浮かびます。それは、「学生は全てどんぐりの背比べなのだから、組織風土にマッチしていればそれでよいのではないか?ポテンシャルは皆同じで教育によって成長は左右されるのではないか?」という点です。

 

確かに、先述したように新卒採用は学生自身にバックグラウンドがない「白紙」であるからこそ吸収力もあり、だからこそ採用する価値があるのでしょう。したがって、スキルがもともとないのであれば、どんな学生でもよいのではないか?と考えられます。

 

しかし、弊社の研究開発機関、市場価値測定研究所が長年蓄積してきた人材データに基づき、この点に反対の意を唱えたく思います。

 

 下の図をご覧ください。

2

 こちらは首都圏、地方、海外大学生のビジネス基礎能力(仕事力、就職力)1000点満点の平均点です。ご覧のように、一口に学生と言えど個々の基礎能力は明らかに異なることが分かるでしょう。

 

 また、下もご覧ください。

3

 こちらはビジネス基礎能力1000点を構成要素10個の能力項目(各100点)で表した場合の平均点です。こちらも、各能力に差があることが一目瞭然です。特に、海外大学生の基礎能力は大きく国内学生を引き離しています。

 

 以上のように、①「中途採用にはないメリットが新卒採用にはある×人口減少によってその希少性が高まる」ことから、新卒採用の価値は相対的にこれから高くなります。将来の幹部候補生を確保できる可能性が高いメリットも看過できない点でしょう。

 

そして、②「スキルが社会人に比べて無くとも、突出した『素地』を持った学生は世界を見渡せば存在する」ことが今回の記事から分かっていただけたかと思います。

 

 弊社はそんな幹部候補生を獲得するために、以前から投稿していますように「金の卵」プロジェクトを遂行しております。(http://www.v-change.co.jp/kinnotamago/index.html) 

また、今回ご紹介した分析データと仮説から、新たに「アメリカ大学オンキャンパスリクルーティング」というプロジェクトもスタートいたしました。

 

 これは、「金の卵」プロジェクトを国内の枠組みだけではなく、まさに全世界の学生をターゲティングすることを目標とした新プロジェクトです。優秀な学生を弊社の「グローバル就職力測定テスト」結果とプロのキャリアコンサルタントの面談で選抜し、グローバルでの要職に置く経営人材候補をご紹介するというプロジェクトです。詳細等は是非ご連絡いただければと思います。

 

 皆様も国内だけではなく、海外にも目を向けた金の卵発掘に注力してみませんか?

 

 

 

※データ標本数:13219

 

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 

(執筆者:小石)

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◆「金の卵」を獲得するためのベンチャー企業向け新卒採用支援プログラム

【金の卵プロジェクト】はこちらから

http://www.v-change.co.jp/kinnotamago/index.html

 

◆ビジョンを明確にし、市場価値を飛躍的に向上させる研修プログラム

Visionary Change WorkshopVCW】はこちらから!

http://www.v-change.co.jp/vcw/index.html

 

◆あなたの市場性-能力レベル、性格タイプ、ストレス値、推定年収等をズバリ算定!

【市場価値測定テストの概要】はこちらからhttp://www.v-change.co.jp/mvajtest/index.html

 

◆日本を元気に!中小・ベンチャー企業向け社員力向上支援サービス

【人財開発研究所】はこちらから

http://www.v-change.co.jp/jinzai_kaihatsu/index.html

 

◆社長!こっそりご覧ください...

【社長力測定&CEOコーチング】はこちらから

http://www.v-change.co.jp/ceo/index.html

 

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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0) |

2017年10月16日

市場価値データバンク

 

市場価値データバンクは、15050万人以上の方が受検された市場価値測定テストのデータをもとに、日本経済新聞などの記事と紐付けして、業種・職種を越えて、企業の人材のビジネス能力をレポートしたものです。

                          

※市場価値測定テスト…市場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております。(各能力については100点満点)現在、簡易版を含め、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして、日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。

 

MVAに関する説明はこちら

http://www.v-change.co.jp/mvajtest/index.html

 

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今日のトピックは、

~大廃業時代にきらりと光る経営幹部候補生の発掘・育成~

 

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大廃業時代の足音 中小「後継未定」127万社 

 中小企業の廃業が増えている。後継者難から会社をたたむケースが多く、廃業する会社のおよそ5割が経常黒字という異様な状況だ。2025年に6割以上の経営者が70歳を超えるが、経済産業省の分析では現状で中小127万社で後継者不在の状態にある。優良技術の伝承へ事業承継を急がないと、日本の産業基盤は劣化する。「大廃業時代」を防ぐ手立てはあるか。

 東京商工リサーチの調べでは、2016年の中小企業の休業・廃業は29583件。約21千件だった07年から大幅に増えた。企業倒産は景気回復で年々減少しており、人口減による休廃業の流れが強まっている。

 経済産業省によると、中小経営者で最も多い年齢層は15年時点で6569歳。平均引退年齢は70歳だ。25年時点でこのリタイア適齢期を迎える中小経営者が約245万人と、全中小の6割以上に上る。アンケートではその約半数にあたる127万人が後継者未定だった。60歳以上の個人事業主の7割は「自分の代で事業をやめる」と答えた。

 同省幹部は「大廃業時代が迫り向こう10年が正念場だ」とみる。一橋大学経済研究所の植杉威一郎教授は「赤字続きで資金繰りに行き詰まる倒産は産業の新陳代謝に資することもあるが、生産性が高い黒字企業の廃業は経済全体の効率を押し下げる」という。

 経産省の内部試算では黒字廃業を放置すれば25年までの累計で約650万人の雇用と約22兆円に上る国内総生産(GDP)が失われる恐れがある。世代交代した企業は利益率や売上高が増える傾向が強く、政府も大廃業回避へ5年程度で集中的に対策を講じる構えだ。
  
  (日本経済新聞 電子版106
より抜粋・編集

 

上記の記事から分かるように、経営人材の不足により、後継者のいない中小企業が黒字の経営であるにも関わらず廃業をするケースが増えています。黒字企業の廃業は、経済全体の効率を押し下げるという専門家の意見に加え、経産省によると国内総生産の大幅な減少が懸念されており、政府が集中的な対策を講じる姿勢だということが分かります。
 
 下の図をご覧ください。
 #272 図1



 こちらは、中小企業の経営者を年齢ごとに時系列別に表したグラフです。グラフからは、今後
10年もたたないうちに70歳を超える経営者が58.7万人増加し、中小企業全体の約6割が70歳を超えることになります。

 このように少子高齢化の問題は企業の経営者にも直接影響がでております。それでは、押し寄せる高齢化の波を乗り越えるために企業は何をすればよいのでしょうか?

 弊社では解決策として、早期の幹部候補生の確保とその育成の二点が重要であると考えております。

 一点目は、早期の幹部候補生の確保です。そのためには、経営者に必要な能力を知る必要があります。俯瞰的な能力を求められる経営者にとって、必要な能力とはなんでしょうか?

 下の図をご覧ください。

#272 図2


 こちらは、弊社独自の人材を評価するツールにより、ビジョン概念化能力とビジネス基礎能力全体との相関関係を表したグラフです。ご覧のとおり、両者の間には強い相関関係があることが見て取れます。

 明確なビジョン(中長期的な目標)を描くことで、辿り着くための道筋を計画し実行に移すという戦略も明確化します。その結果、ビジネス基礎能力全体(=仕事力)も高まるということです。
 
 つまり、優秀な経営人材を確保するために、現有社員の中でビジョナリーな経営人材の選定および経営幹部候補のキャリア・新卒採用を行うことが一つの有効な糸口となります。

 二点目は、会社経営につながる経験を選ばれし幹部候補生に積ませることです。具体的には、子会社のトップに就かせたり、不採算事業の整理を担当させたりなどです。今後は、政府が推進する高齢化した中小企業経営者の事業継承の施策である、外部人材の登用を利用することで若い幹部候補生に経営の経験を積ませる機会が増えるのではないでしょうか。

 以上の二点が、弊社の考える企業の後継者を見つけるための方針です。

 弊社では、一点目の幹部候補生の発掘を支援するため、弊社独自の評価ツールを駆使し、能力・マインドともに優秀な学生を橋渡しする「金の卵プロジェクト」という新卒紹介事業を行っております。ご一緒に、幹部候補生となる優秀な学生を見つけてみませんか?

※データ標本数:13219

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 

(執筆者:白田)

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◆「金の卵」を獲得するためのベンチャー企業向け新卒採用支援プログラム

【金の卵プロジェクト】はこちらから

http://www.v-change.co.jp/kinnotamago/index.html

 

◆ビジョンを明確にし、市場価値を飛躍的に向上させる研修プログラム

Visionary Change WorkshopVCW】はこちらから!

http://www.v-change.co.jp/vcw/index.html

 

◆あなたの市場性-能力レベル、性格タイプ、ストレス値、推定年収等をズバリ算定!

【市場価値測定テストの概要】はこちらからhttp://www.v-change.co.jp/mvajtest/index.html

 

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【人財開発研究所】はこちらから

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◆社長!こっそりご覧ください...

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藤田 聰mvajnet at 11:32│コメント(0) |
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