2011年08月29日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今週のトピックは、
~省エネ勤務で求められる“無駄のない”働き方~
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今夏は節電に向けた対策として多くの企業がサマータイム制や在宅勤務を導入するなど、働く環境が大きく変化しています。働き方が多様化してきている現代において、私たち一人一人に求められる理想の働き方とはどのようなものなのでしょうか。


東日本大震災後の電力不足の影響で多くの企業が求められた省エネ勤務。それでも能率は落とせない。(中略)日本能率協会総合研究所の主幹研究員、広田薫(49)は「高い経済成長が見込めない今、節電を機会に無駄のない働き方を定着させる必要がある」と指摘する。スマートな働き方の実現が競争力の源になる。

823日 日本経済新聞朝刊1面「しごと再考」より抜粋)


“無駄のない”働き方を実現するためには、限られた労働時間の中でいかに生産性の高い仕事ができるか、といったいわゆる「タイムマネジメント能力」がカギとなります。

「タイムマネジメント能力」を高めるためには、

①同じ時間内に、より多くの仕事をする

②同じ時間内に、より付加価値の高い仕事をする

という2つの取り組み方があります。

これら両方の実現が理想ですが、特に②が市場価値を高めるためにも重要となります。では、これらに直結する能力とは何なのか、弊社が提唱する「セブンレイヤーズモデル」より考えてみました。

※「セブンレイヤーズモデル」とは、人間資本が7段階の階層構造を成す13の能力によって構成されると考え、モデル化したものです。

①同じ時間内に、より多くの仕事をする

これを実現するためには、作業スピードを短縮する「情報収集能力」と「パソコン活用能力」が必要です。


企業活動においては、ヒトから情報が生まれ、その情報が商品やサービスに転化して価値を生みます。ですから、情報を集める力はビジネスパーソンの価値創造の第一歩です。

ただし、情報はただやみくもに集めればいいというものではありません。情報が氾濫する現代では、必要としない情報は思い切って捨て、有用な情報を見極め取捨選択することが重要となります。そのためには、自分に必要な情報は何なのかを的確に把握できるようになること、自分なりの情報収集法を確立することを目標としましょう。

そして、パソコンはもはや仕事をするうえで欠かせないものです。文書作成や表計算、プレゼンテーション、メール、インターネットといった基本的なツールを使いこなせるようになるだけでも、大幅な時間短縮が期待できます。コミュニケーションツールとして上記の情報収集にもつながる能力ですので、苦手意識を持っている方も敬遠せず積極的にパソコンに触れていきましょう。


②同じ時間内に、より付加価値の高い仕事をする

これを実現する、すなわち付加価値を判断するためには、意思決定を行う「パーソナルバリュー保有能力」、それをイメージする「ビジョン策定能力」、そして実行する「ストラテジー策定能力」が必要となります。


何を行い、何を行わないかを決める力となるのが「パーソナルバリュー保有能力」です。重大局面で意思決定をするために必要となり、昇進して責任や権限が大きくなればなるほどより求められます。若いうちにさまざまな経験をして、自分の価値観を磨いておくことが大切です。

そして、この判断を行動による成功している自分をイメージする力が「ビジョン策定能力」です。イメージをできるだけ具体的に描くことで、より行動にうつしやすくなります。価値観を基に、目的や目標を明確にイメージするよう心がけましょう。

最後に、判断を実行するのに必要となるのが「ストラテジー策定能力」です。“何を・どこで・どう使うのか”を最終的な目標から逆算して計画し、実行することで成功イメージを実現させることができます。常に分析的な視点を持ち、自分の力が最大限に発揮できる環境を知っておきましょう。



時間当たりの生産性を高めるためにはマインドとスキルの両面から自己を見つめ直す必要があります。節電をきっかけにして、上記の改善策を参考に労働パフォーマンスの向上を心がけてみてはいかがでしょうか。

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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク │

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