2012年06月18日
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された市場価値測定テストのデータをもとに、各業態・業種・企業の人材のビジネス能力をレポートしたものです。
市場価値データバンク
※市場価値測定テスト…市場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら
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今週のトピックは、
~真のグローバルリーダーとは~
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「グローバル人材」。そして、「グローバルリーダー」。経済のグローバル化が進展する中で、国内にあっても、世界と接しながら仕事をする機会はますます増えてきています。もはや、グローバル基準の価値観はあらゆる業種、職種に影響を与えていると言っても過言ではありません。先日の日本経済新聞に興味深い記事がありました。以下、ご覧下さい。
若手技術者、組織動かす―リーダーの自覚育つ
人型ロボットや宇宙の人工衛星など先端的な研究開発領域の最前線で若手の技術者が活躍している。自ら志願し重責を担いながら、技術力を磨く一方、リーダーとして研究開発を実現する大切さも自覚。経験を基に新たな活躍の機会を見据える。企業側の若手の柔軟な発想への期待や技術継承の狙いも後押ししている。
また、企業の20代の技術者は海外勤務志向が強いことが、技術者派遣最大手メイテックが昨年12月に企業で働く技術者1000人を対象に実施した調査からうかがえる。
(日本経済新聞 2012年6月5日 朝刊25面より抜粋・加工)
この記事から、研究開発部門のビジネスパーソンであっても「グローバル」を意識しなければならない状況にあることが分かります。これは、自らの研究のみに没頭できた時代は過ぎ去り、国内外の研究を広く意識していなければならない、すなわち海外の研究、技術開発との競争を勝ち抜かなければならない時代にあるということの表れでしょう。では、グローバル基準で活躍するために必要とされる「ビジネス基礎力」を、研究開発部門のビジネスパーソンはどれほど持っているのでしょうか。
――弊社が実施している市場価値測定テスト5項目に関する人事部門、経営企画部門、営業部門、研究開発部門の4職能のテスト結果を見てみましょう。
このように、異文化適応能力を除く4項目において、研究開発部門は相対的に低くなっています。では、上記5項目の中でも「ビジネスパーソンの核」となるビジョン概念化能力、ストラテジー策定能力の2項目に関する、研究開発部門の年代別テスト結果を見てみましょう。
上図から分かるように、研究開発部門の中でも、若者世代のビジョン概念化能力、ストラテジー策定能力が高まってきています。これは、研究開発部門の20代、30代のビジネスパーソンは40代以上のビジネスパーソンより自立志向であることを示しています。
上述のように、もはやあらゆる業種・職種で求められる「グローバルリーダー」ですが、その大前提となるのは、全てのビジネスパーソンが持つべき力、すなわち未来の自分の在りたい姿「ビジョン」を描き、そのために自分がどのように行動すべきか「ストラテジー」を策定し、実行する力、つまり「自立力」なのです。「パーソナルビジョン策定・概念化能力」と「パーソナルストラテジー策定・実行能力」は、自立したビジネスパーソンの核となる能力であり、これらの能力抜きにグローバル基準の戦いを勝ち抜くことは難しいでしょう。まずはご自身のビジョン、ストラテジーを見直すことが「グローバルリーダー」の第一歩となるのではないでしょうか。
※データ標本数:5483
※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。
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