2013年03月04日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今日のトピックは、

~世界を巻き込むウーマンノミクス~

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アベノミクスとウーマノミクス 成長へ女性の力を  けいざい解読

1月下旬の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)のインターネット中継をみると、討論者の意見は真っ二つだった。企業に一定数の女性役員の登用を義務づけるクオータ制(割当制)の是非だ。「企業の背中を押す」。2020年までに上場企業の女性社外取締役を4割にすることをめざす欧州委員会のレディング副委員長は訴えたが、米銀行の女性幹部は企業の自助努力に委ねるべきだと反論した。「クオータ制をつくらないと女性が活躍する場が生まれない」「いや数値目標には慎重だ」。自民党幹部の意見対立も同じ構図だ。それでも欧州では半分以上の国が導入済みか導入を検討中。

ゴールドマン・サックス証券が女性と経済を重ねた造語「ウーマノミクス」を唱えて14年。少子高齢化で労働力人口が減るなか、「女性は日本経済の潜在力」と着眼した政策が広がりつつある。国が女性の管理職や社員の登用に積極的な企業から優先的に物品やサービスを調達する――。自民党は「ダイバーシティー(多様性)促進購入法案」を議員立法で準備している。旗振り役の小池百合子衆院議員は「刺激を与えて企業が変われば、それが成長戦略になる」と語る。政府調達の際に女性に優しい企業に加点するしくみは自治体で先行している。内閣府によると30以上の道県で導入済み。法案が成立すれば女性活用への追い風となる。もちろん、これだけで女性の就業率が高まるかは不明。働く女性の約6割は出産時に仕事をあきらめてしまう。20代後半から30代の女性の労働力率が落ち込む「M字カーブ」は今も残るが、これを解消すれば国内総生産を1.5%押し上げるとの試算もある。仕事と子育ての両立を支援する政策や、企業風土づくりがカギを握る。(編集委員 瀬能繁)

2013210日 日本経済新聞 朝刊3ページより抜粋、加工)



女性の社会進出は女性役員の登用を義務づけるクオータ制(割当制)の是非まで問われるようになってきています。過去のデータバンクでは女性のビジネス基礎力(=仕事力)やパーソナルビジョン策定・概念化能力の高さなどを通じて、女性の雇用という形で会社に多様性を組み込む重要性を示唆してきました。社会全体も男性女性の垣根はなくなってきているように思えます。そういった中で、今回は女性の社会進出がどういった効果を生み出していくのかを、掘り下げて考えてみたいと思います。以下のグラフは弊社が実施している仕事力を測るMVAテストです。こちらを見てみましょう。

図①











こちらは男性、女性、そして全体のデータに区切り、セブンレイヤーズモデルにおけるそれぞれの専門能力を比較した図になります。まず、ここで着目してほしいことは現在、女性の雇用が社内の新たな息吹として注目されている中で、女性自身も高い異文化適応能力を有している点です。ここから、女性が異文化との交わり中で相乗効果を巻き起こせるような素養を持っており、多様性としての効果が高い人材、つまり、新たな価値創造の推進力としての役割も女性の雇用には期待できるということが言えます。次にメンタルマネジメント能力にも注目してみて下さい。

この図から、女性はメンタルマネジメント能力も高い値を示していることがわかります。女性雇用はセルフリードできる自立型人材としての期待できるでしょう。グローバル化社会の中で、日本を超えて、世界の様々な場所で、どんな国籍の人とでも、自己を失わずビジネスを展開していける素質を持っているのではないでしょうか。この図全体を通して、女性の仕事力というのは高い値を示しているのはこれまでも言ってきたことですが、さらに新たな異文化を巻き込んで、その中でもセルフリードしていける能力値が高いというのは非常に大きな価値があるのではないでしょうか。

図②










今回は性別という線の引き方で比較をしてみましたが、混沌として先の読めない時代の中では、性別を超えて新たな商品やサービスを創造していくことは必要不可欠でしょう。しかし、そういった中でもウーマンノミクスはやはり大きな選択肢の一だと思います。異種との交わりを活発にし、セルフリードだけではなく日本全体、ひいては世界までも経済を牽引していく成長の力。それが今の日本のアベノミクスを支えていくウーマンノミクスではないでしょうか。



今や、韓国の大統領、IBMのトップなど、女性が就いている時代、日本でもこれまでの古い価値観を捨て、フェアに能力を評価する時代になっていくことが望まれることでしょう。



※データ標本数:10394

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

(執筆者:江頭)

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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク │

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