2013年06月03日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今日のトピックは、
~ビジョンはあなたの環境をも変革する~
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さて、前回、前々回は「自立」をテーマに、パーソナルバリュー保有能力、パーソナルストラテジー策定・実行能力について解説を行い、「異種との交わり」や3つの意識「当事者意識」「危機意識」「問題意識」の重要性について述べました。そして、今回はその中でも特に重要な「パーソナルビジョン策定・概念化能力」について述べていきたいと思います。個人や組織に関わらず、ビジョンを持つことを非常に重要で多くの企業もこの意識を強く持っています。以下の記事をご覧ください。

日立、世界900社のビジョン共有 海外展開の求心力に
日立製作所はグループ共通の目標となる新たな経営ビジョンを策定した。世界の約900社、32万人の従業員が対象。ビジョンに基づいて業務を遂行しているかどうかを人事評価の基準に組み入れることも検討している。事業の海外シフトが進む中、グループ企業の一体化を進める。「社会が直面する課題にイノベーションで応える」「チームワークとグローバル市場での豊富な経験により活気あふれる世界を目指す」などの標語を英語で作成し、日本語と中国語に翻訳した。すでに中西宏明社長のメッセージとして世界各地のグループ企業にも伝達を始めた。同社は主力の情報通信と社会インフラの両事業を顧客にまとめて提案する体制整備を急いでいる。実現するにはグループ全体を束ねる求心力の強化が不可欠。まずは多様な国籍の社員が共有する標語を定めた。(2013年5月5日 日経産業新聞 7ページより抜粋、加工)



不確実性が高まる経済社会で迷走を避けるため、明確なビジョンを持って行動していくことは非常に重要なことです。日立製作所に関わらず、ユニクロの柳井社長やソフトバンクの孫社長などもビジョンの大切さを述べているのをよく見受けます。その中で、現在のビジネスパーソンのビジネス基礎力におけるパーソナルビジョン策定・概念化能力はどの程度なのでしょうか。弊社の実施する市場価値測定テストで2つの切り口からビジョン策定・概念化能力の値を見てみましょう。まずは、職位別に見てみましょう。

職位別・ビジョン策定・概念化能力









 

これは前回の5月27日データバンクブログ「未来への道筋を決める」でストラテジー策定・実行能力のデータと同様の違い見られました。役員以上の値が飛びぬけて高く、職位が下がるにつれて値は低くなっていることがわかります。2つ目に地域別での値の違いも見てみましょう。

地域別 ビジョン策定・概念化能力








 
(※その他の地域は関西、九州、東北、四国等の地域)


ここでは、海外で働くビジネスパーソンが高い値を示し、次に首都圏、そしてその他の地域へと値が下がっていっています。以上の2つのグラフから、それぞれ置かれる職位や地理的環境によって値が変動しているということが伺えます。

それでは、どのようにビジョンを立てればよいでしょうか。経済状況はどんどん変化していく中で、明確なビジョンを定めることは容易ではありませんが、まずは1日や2日で大きく変わることのない「自己の能力」を考えてみましょう。以下は能力を可視化したセブンレイヤーズモデルです。

≪グローバル自立支援のための人財測定価値基準≫ 
セブンレイヤーズモデル

セブンレイヤーズモデル












まずは自己の能力の弱い部分、強い部分を知りましょう。そこから初めて将来への具体的なビジョン10年後、5年後の理想像・目的地)を立てることができます。そこからは「行動」あるのみです。能力向上のための行動を続け、習慣化できるよう取り組んでみてください。習慣化された行動が能力となり、結果として、職位や地理的環境も最適化されると思います。ネットワークが普及した社会では会社に依存する人材ではなく、どの環境でもやっていく「自立型人財」になることが必要です。これまで紹介してきた、自立の三要素「バリュー」、「ストラテジー」、「ビジョン」を見直し、これからの社会で自立できる人材へと成長していきましょう。

(執筆者:江頭)


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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク │

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