2014年05月12日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら
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今日のトピックは、
~真の失業率の原因とは!~
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ミスマッチ解消険しく
「やっぱりやめます」。都内の介護事業者は3月末、採用を内定した30代男性に土壇場で断られた。「収入が良い他の業種に流れたのでしょう」。担当者はあきらめ顔だ。
2月の完全失業率は3.6%。失業率は、景気が悪く仕事がないために起こる「景気要因」と、働く人の希望と企業の求人が異なる「ミスマッチ要因」に分けられる。
ニッセイ基礎研究所によると、景気要因の失業は0.1%まで低下した。1993年の水準まで下がっており、需要不足で職にありつけない状況はほぼ解消した。業種をまたぐ人材の奪い合いも起きやすくなる。一方、ミスマッチ要因の失業率は3.5%。景気との連動性が小さい分、解消への道のりは難しい。
人手不足が深刻な介護分野は、「低賃金・重労働」の壁が厚い。月給は全産業平均で32.6万円だが、介護職員は21.8万円。通常の労働市場なら、人手が集まらなければ賃金が上がる。だが、国費も投入する介護業は賃金の変動を通じた需要調整が進みにくい。財政賃金に限りがあるなか、打開策は何か。賃金分配の原資を増やすためにも、介護業の経営のあり方と生産性向上の余地を点検する必要性が高まっている。
(日本経済新聞 4月28日 朝刊3面より抜粋)
記事にもありましたように現在、失業率・離職率が問題視されており、景気が悪く仕事がないために起こる「景気要因」は0.1%に減ったものの、雇用のミスマッチ要因は3.5%存在している状況です。現在、ベンチャーという言葉をよく耳にするように、中小企業の中でもベンチャー企業が伸びてきているにもかかわらず、安定志向の若者が増加していることによる大企業志望が多くなっています。
ベンチャー企業とは、独自の技術や製品によって急成長していく企業のことです。
現在、情報化社会の急速な進展により通信関連でのベンチャー企業が増えており、有望なベンチャー企業に出資する個人投資家も増加してきています。
では、ベンチャー企業のビジネス能力は高いのでしょうか。
上図は、累積50万人以上が受検されている仕事力を可視化する「市場価値測定テスト」をベースに、中小企業とベンチャー企業のそれぞれのビジネス基礎能力の平均値と、全国のビジネスパーソンのビジネス基礎能力の平均値を比較したものです。このテスト結果から企業の「社員力」が分かります。
グラフを見て分かりますように、ベンチャー企業は異文化適応能力を除いて全ての能力が全国のビジネスパーソン平均を上回っています。つまり、ベンチャー企業の「社員力」は高いことが言えます。「社員力」全体は、それぞれの能力100点満点の合計により1000点満点で表されます。1000点満点での合計点を比較してみますと、中小企業は約450点、大企業は約520点、ベンチャー企業は約580点となっています。このことから、ベンチャー企業の「社員力」は大企業よりも平均値が高いことが分かります。
現在、大企業と言われている企業も、始めはベンチャー企業でした。今は小さな企業でも、今後大企業に成り得るベンチャー企業はあります。これらを踏まえ、若者の大企業志望が強い傾向から、ベンチャー企業にも興味が湧くような流れをベンチャー経営者や政府や大学等の教育機関が一丸となって作るべきでしょう。この仕組みが確立すれば、雇用のミスマッチが軽減されるのではないでしょうか。
※データ標本数:11520名
※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。
(執筆者:望月)
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