2014年07月07日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今日のトピックは、

~メンタルヘルスの重要性~

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従業員のメンタルヘルス、企業実績に影響大

 精神疾患の患者数の増加とともに、現在働く人のメンタルヘルスへの関心が高まっている。従業員のメンタルヘルスの悪化は、その企業の業績にも悪影響を与える可能性がある。筆者らの、経済産業研究所の研究プロジェクトにおける“企業とその従業員の追跡調査”の実施結果により、次のようなことが判明した。

 2007年時点では、休職者比率が上昇した企業もそれ以外の企業も、利益率の変化にはほぼ差が見られない。しかし、2008年以降を見ると、休職者が増加した企業ほど利益率の落ち込みが大きい。

つまり、メンタルヘルスを損なう従業員が増加した場合、その影響はすぐには現れないものの、タイムラグを伴って利益率は顕著に低下するのである。メンタルヘルスによる休職者の全従業員に占める割合は平均で1%未満であるにも関わらず、その比率の上昇が企業業績を悪化させる理由の一つとして、メンタルヘルスによる休職者比率の経年的な変化は、当該従業員だけでなく、その企業の従業員全体の平均的なメンタルヘルスの変化の代理指標となっている可能性が考えられる。メンタルヘルスによる休職者が増加傾向にある職場で働く人は、その人自身のメンタルヘルスの状態も悪化していく傾向にある傾向が認められている。このことから、労働者がメンタルヘルスを悪化させる背景として、職場や企業に何らかの要因があることが推察される。筆者らの検証によると、無手当のサービス残業時間が長いことや、担当業務の内容が明確でないこと、早く退社しにくい職場風土などがその背景であることが判明した。

 日本企業には、労働時間の一部が非効率に長くなっている傾向が見られる。非効率な働き方を是正するために職場管理を工夫したり、職場風土を変えてサービス残業を少なくしたりすることは、効率性を高めると同時に、従業員全体のメンタルヘルスの悪化防止にもつながるため、相乗的に企業業績の改善にもつながりうる。メンタルヘルスによる休職者の存在は、その企業の従業員全体の心の健康の代理指標であるという認識をふまえ、メンタルヘルス問題を医療システムに対処させるだけでなく、企業が経営課題として向き合うことが求められているのだ。

               (日本経済新聞 613日 朝刊29面より抜粋・編集)

 


上記の記事から、近年労働者のメンタルヘルスへの関心が高まっており、従業員のメンタルヘルスの悪化が企業業績に悪影響を与えるということが読み取れます。また、無手当のサービス残業が長かったり早く退社しにくかったりするなど、日本の企業風土は従業員のメンタルヘルスを悪化させるものが多いということも分かります。

 


それでは、企業の経営課題の一つとしても重要なメンタルヘルス悪化を防止するためには、具体的にどのような対策をとるべきなのでしょうか。まず、メンタルヘルスの状態が企業の業績に悪影響を及ぼすということに関して、従業員個人に焦点を当てて見ていきたいと思います。これより、メンタルヘルスの状態を表す指標として、“ストレス度”と“体力・健康維持管理能力”の二つの指標を用いたいと思います。


まず初めに、ストレス度から説明します。ストレス度は個人のストレスの度合いを0~30点までで表したもので、以下のように分類されています。


・0~5点:ほぼ問題なし。

・6~10点:軽いストレス状態にあり。

・11~20点:本格的なストレス状態に陥りつつある状態。

・21~30点:すでに日常生活に支障をきたしていることが多く、専門医の治療が必要。

 この分類に基づき、個人のストレス度とビジネス基礎能力の関係を示したものが以下のグラフです。

1浜辺ブログ



 





グラフからは、ストレス度が低い人ほどビ
ジネス基礎能力が高く、逆にストレス度が高い人ほどビジネス基礎能力が低いことが分かります。ビジネス基礎能力とは、文字通りビジネス上必須となる能力を指し、個人の仕事における業績の良し悪しに直結すると言えます。企業の業績は個々の従業員の業績の集積であるので、上記のグラフは従業員のストレス度と企業の業績の関係を代替的に表していると言えるでしょう。
 このような前提に立てば、このグラフから、ストレス度が高い従業員の多い企業は業績が悪化するということが分かります。

 

次に、体力・健康管理維持能力についてです。これは健康を促進、維持管理するためにきちんとした行動習慣をとっているかを示す指標であり、ビジネスマンを支える土台となる体のために重要な能力です。この能力が低いと、心身は連動しているというように、メンタルヘルスの状態にも悪影響を及ぼします。その意味で、この体力・健康管理維持能力もメンタルヘルスの状態を表す指標となります。では、ここで以下の図をご覧ください。これは、体力・健康管理維持能力とビジネス基礎能力の関係を表したグラフです。

2浜辺ブログ


 









このグラフから、体力・健康管理維持能力が高い人ほどビジネス基礎能力も高いことが分かります。先程のグラフでも述べましたが、ビジネス基礎能力は個人の企業における業績に直結しており、また、個々の従業員の業績の集積が企業の業績となるので、ここでも体力・健康管理維持能力の低い従業員が多い企業の業績は悪化すると言えます。

 

以上の二つの指標に基づく分析から、個々の従業員のメンタルヘルスの悪化が、企業の業績の悪化につながるという結論を裏付けることができます。では、最後に従業員のメンタルヘルスの悪化防止と改善方法について考えていこうと思います。企業がとるべき対策については、記事の紹介の部分で取りあげたので、ここでは個人がとるべき対策について述べることにいたします。

 


従業員のメンタルヘルスの悪化には、企業の風土上やむを得ない部分もあります。しかし、各々の工夫次第で、予防や改善は可能と言えます。たとえば、仕事で疲れがたまっていると感じたら、休日は友人とスポーツをして汗を流したり、映画や音楽など趣味を存分に楽しんだりするとよいでしょう。汗を流すことで、心身共にリフレッシュされ仕事への活力を得ることができます。また、自身の趣味を楽しむことはプライベートを充実させることにつながり、仕事のストレスを軽減してくれることでしょう。このように、個人でもメンタルヘルスの悪化防止・改善することは可能です。各々が工夫して、自分に適切な息抜きの仕方を見つけていきましょう。


 


※データ標本数:11640

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 


(執筆者:浜辺)


 



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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク │

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