2015年03月09日

市場価値データバンク

市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。

※市場価値測定テスト
市 場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能 力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点 満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明は
こちら

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今日のトピックは、

~これからの競争を勝ち抜くために必要な能力とは?~

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外国人消費52%増

 観光庁は30日、20141012月に日本を訪れた外国人旅客による消費額が前年同期より52%多い5605億円だったと発表した。10年に調査を始めて以来、四半期として過去最高額だった。昨年10月に免税対象品を家電製品や衣類から、日用品や飲食料品など全品目に広げた効果がさっそく表れた。

 国・地域別では、中国が全体の25%にあたる1429億円。台湾の949億円(17%)、韓国の610億円(11%)が続いた。14年通年の消費額は前年より43%多い2305億円だった。

 日本政府観光局(JNTO)によると、同じ期間の外国人旅客は367万人と前年同期から40%増えた。消費額の増加幅(52%)は旅客の伸びを大きく上回り、「免税制度の拡充が外国人旅客の消費意欲を刺激した」(JNTO幹部)。例年1012月は外国人旅客が落ち込むが、消費額は繁忙期の79月より100億円多かった。
(日本経済新聞 131日 朝刊4面より抜粋・編集)

 

 上記の記事で書かれているように、外国人旅行客数は増加しており、消費額も増加している。外国人が日本に来ることが増えているが、海外に進出する日本の企業も増えています。実際に、今や多くの企業が海外での業績を向上させており、各企業のホームページでも海外業績の目標数値が掲げられています。

 

では、日本に来る外国人の増加と海外に進出する日本企業が増加する中で、日本人に求められるのは何でしょうか?

 それは、「異文化適応能力」です。

 「異文化適応能力」とは、英語力を前提とし、交渉相手の文化、商習慣、契約の考え方の違いなどを理解できる能力を指します。

 日本に来る外国人が増加することで、日本の家電製品や日用品などが売れますが、外国人向けの商品開発や外国人に対しての接客などが重要となってきます。

 もちろん、海外へ進出しようとしている企業の人材はこの能力を身につける必要があります。

 しかし、下図をご覧ください。


画像1
 

 











 異文化適応能力は
12のビジネス基礎能力の中で断トツに低く、日本人のボトルネックになっています。この能力を高めなければ、今後ますます進行するグローバル化に日本は取り残されてしまいます。

 

ここで、異文化適応能力の年度別平均値をご覧いただきます。



画像2
 

 









 
 


 2004
年から2014年までの異文化適応能力の得点を見てみると、2009年を底に、近年増加傾向にあるものの、大きな増加はありません。能力の平均得点が最も低いにも関わらず、2004年から大きな伸びがない、この問題に対して、私たちは危機意識を持たなければなりません。

 この『危機意識』を持つことが、能力を向上させるための第一歩です。

 

 では、実際に「異文化適応能力」を高めるにはどのようなことをすればよいのでしょうか?

 

大切なのは、積極的に外国人に関わろうとする姿勢です。英語の発音が心配でも、実際には現地の人も発音はそこまで気にしておらず、伝えようとする姿勢が大切であると言っています。日本人は消極的であると言われていますが、閉じこもる殻を破り一歩踏み出す勇気を持ちましょう。

 

可能であれば、短期間留学してみるのも良いと思います。短期だから意味がないということはありません。必ず外国の人の価値観や考え方など学ぶことがあるはずです。現在、海外研修や短期留学を推奨し、費用を支払ってくれる企業もあるので、是非積極的にチャレンジしてください。

 

ボーダレス社会にいち早く適応し、一歩先を行くビジネスパーソンを目指しましょう。

 

 

 

※データ標本数:12126

※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。

 

(執筆者:上野)

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藤田 聰mvajnet at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)市場価値データバンク │

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