2016年05月23日
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された市場価値測定テストのデータをもとに、日本経済新聞などの記事と紐付けして、業種・職種を越えて、企業の人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト…市場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております。(各能力については100点満点)現在、簡易版を含め、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして、日本を代表するリーディングカンパニーを中心に高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら
http://www.v-change.co.jp/mvajtest/index.html
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今日のトピックは、
~会社も社員もハッピーな「健康経営」を実現するには~
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長時間労働是正できるか(下) 総労働時間の上限規制を
日本の労働時間の長さは先進諸国の中で際立っている。国際労働機関(ILO)統計などによると、近年でも週49時間以上働く長時間労働者の比率は欧米諸国が10~16%程度に対し、日本は22%程度と高い。こうした長時間労働は、現政権が掲げる「一億総活躍社会」の実現にとって大きな障壁の一つとなっている。
画一的な長時間労働があると、女性や高齢者などの貴重な労働力を企業で活用することは難しい。そこで性別・年齢にかかわりなく能力が発揮できるようなダイバーシティ経営や、健康を保ちながら生き生きと長く働けるようになる健康経営、仕事と生活の調和(ワークライフバランス)がとれる働き方などへの転換が求められている。それでは、どうすれば長時間労働は是正されるのか。
日本には違法に長時間労働を強いる「ブラック企業」が存在するといわれる。かつて再生できない企業が銀行などによる融資で生き永らえる「ゾンビ企業」が問題視された。ブラック企業も違法な長時間労働を強いなければ利益を上げられないという意味で「雇用版ゾンビ企業」といえる。労働時間を削減し、日本全体の時間当たり生産性を高めるためにも、雇用版ゾンビ企業の撲滅は重要な政策課題といえよう。
政府の取り締まりの強化のほか、行き過ぎた長時間労働をしていない企業を優遇するような融資・取引の普及や表彰制度の導入も望まれる。
(日本経済新聞 5月16日 日刊21面より抜粋・編集)
上記の記事では、先進諸国の中でも際立つ日本の労働時間の長さが指摘されており、性別・年齢に関わりなく、仕事と生活の調和をとりながらイキイキと働くためには、画一的な長時間労働を是正していかなければならない、ということが述べられています。
日本全国の自殺者数は一時は3万人を超していましたが、2014年は2万5427人と1998年以前の水準にまで減りました。しかし、見過ごせないのは、「仕事疲れ」による自殺の急増です。2014年は685人で、前年度より36人増加しました。職場でのストレスを抱える人が増えているということでしょう。
この事実は、市場価値測定テストの結果からも読み取ることができます。以下のグラフをご覧ください。
これは、任意の期間における市場価値測定テスト受検者のストレス度の割合の分布を表したグラフです。ストレス度は0~30点までのスコアで測定されます。生産性を高めるためには、ストレスレベルを最適水準に保つことが必要であり、過度のストレス状態は生産性を低下させます。ビジネスパーソン平均は6.6点ですが、グラフから、何らかの対策が必要な15点以上(過度のストレス状態)の人が10%以上いることが分かります。ストレスをやや感じている10点以上の人を合わせると、注意が必要な割合は約30%近くにも上ります。
つまり、日本のビジネスパーソンの10人に3人近くが、ストレスを抱えながら日々働いているということです。このストレスフルな状況下で長時間労働を強いられていては、「仕事疲れ」による自殺者が増加するのも無理はないでしょう。
それでは、企業にとっては生産性・利益率が向上し、労働者にとっては快適でハッピーに働くことができるというWin-Winな「健康経営」を実現するためにはどうしたら良いでしょうか。弊社では、次の3つの根本治療をお勧めいたします。
1.職場で ストレスチェックを励行し、社員のストレス度を把握する
2015年12月より、企業には労働者のストレスチェックと面接指導の実施等が義務化されました。まずは社員のストレス度を把握し、過度なストレス状態に陥ることを予防しましょう。
2. 長時間労働の原因となるムダを排除する
次に、業務のムダを発見し効率化することで、残業や長時間労働を減らしましょう。例えば会議の目的を明確化してから取り掛かったり、最少人数で執り行うようにするだけでも、かなりのムダを減らすことができます。また、業務プロセスの最適化を図ることも重要です。
3. スキル・パーソナリティに合った“適材・適所”の人員配置を実現する
最後に、個人のスキルとパーソナリティに合った仕事と人間関係という環境を整備しましょう。人は誰でも適性に合ったやりがいのある仕事と風通しの良い人間関係が揃った“適材・適所”の状態に置かれることで、人財としての力をイキイキと発揮することができます。個人のスキル・パーソナリティは弊社の「市場価値測定テスト」を用いて、科学的な視点から可視化することができます。興味を持たれた方はぜひお問い合わせください。
以上の3つを実行に移し、会社も社員もイキイキとハッピーな「健康経営」を実現しましょう。
※データ標本数:12653名
※このデータは標本より一部を抽出したものです。あくまで参考値としてご覧ください。
(執筆者:加藤)
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