マネジメント
2011年06月13日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社50万人以上の方が受検された
市場価値測定テスト(MVA)のデータをもとに、各業態・業種・
企業などの人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト
市場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点満点)。現在、MVAをご利用になられた方は50万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら
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今週のトピックは、
~大企業の若社長化、その真意は?~
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大企業の中でも人事の変革が始まりました。従来では、大企業では特に知識・経験が豊かな60代前後が企業のトップを担う形となっていましたが、今後の企業の舵取り役は50歳前後に交代することになり、スピード昇進が早くなる傾向がありそうです。
―50歳前後に変革託す―
(前略)資生堂やオムロン、日揮などで相次ぎ誕生した50歳前後の新社長。いずれも将来の社長候補と目されていた人材だが、スピード昇進の拝啓には経営環境の激変がある。(中略)(資生堂の)前田新造会長(64)は「変化が激しい中で、若さがスピード、行動力という面で有利になる」という。(後略)
(日本経済新聞 5月30日 朝刊9面 より)
東日本大震災で企業を取り巻く様々な経営リスクが浮き彫りになる中、海外開拓やM&Aでの陣頭指揮の必要性などから、長期視点での経営や早期の基盤固めを意図した社長交代が大企業の中で広まってきています。
以下の図をご覧ください。
これは、今回の日経新聞に合わせ、56歳以上の役員と、50歳前後(45~55歳)の役員のビジネス基礎能力の平均を比較したものです。驚くことに、56歳以上の方よりも50歳前後の方の方が30点以上も高いことになります。
その他、各ビジネス基礎能力についても比較したものが下図になります。
これを見るとほとんど全てのビジネス基礎能力において50歳前後の役員の方と56歳以上の役員の方のビジネス基礎能力は僅差であり、加えて50歳前後ではパソコン活用能力とプレゼンテーション能力が56歳以上の役員と比較して高いという結果になりました。
グローバル化や競争がめまぐるしく進む中で、今後の海外展開を切り開くのに特に必要となるビジョン・ストラテジー・リーダーシップ・マネジメントは不可欠となる能力ですが、他のあらゆる能力を駆使して、いかに迅速に経営できるかという観点でも、スピード感ある若さが必要になります。
ただし、図をご覧になればわかる通り、異文化適応能力のみ、どちらも低い得点となっています。グローバル化が進む限り、たとえ他のどのビジネス基礎能力が高くても、社長となるべき人は異文化適応能力を有すべきであるでしょう。
これまで、日本のリーディングカンパニーは年功序列という名の下で職位が定められていましたが、これからは年齢に捉われることなく、真に実力を持つビジネスパーソンこそが企業を引っ張っていくことになりそうです。
※このデータは標本より抽出したものですので、あくまで参考値としてご覧ください。
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