協調
2011年01月31日
市場価値データバンク
市場価値データバンクは、150社30万人以上の方が受検された市場価値測定テストのデータをもとに、各業態・業種・企業の人材のビジネス能力をレポートしたものです。
※市場価値測定テスト…市場価値測定テスト(MVA)とは、独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、ビジネスパーソンの保有するコンピュータースキル、リーダーシップ能力や性格、適性、体力等の潜在的能力を客観的かつ科学的に数値化するためのテストで、1000点満点のテストとなっております(各能力については100点満点)。現在、MVAをご利用になられた方は30万人を超え、信頼性の高い人材評価プログラムとして高い評価を得ております。
MVAに関する説明はこちら
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今週のトピックは、
~性格特性から現代の若者像をさぐる~
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日本人の国民性は集団主義、保守的、平和主義・・・などと言われ、数年前には先日の日経新聞でも、そのような最近の若者の意識傾向についての調査結果が紹介されていました。
東京ガス都市生活研究所がまとめた調査報告書で、20歳代は他の世代に比べて、親しい人とのかかわりに敏感な傾向がみられることが分かった。(中略)「知人や友人からどう思われているかが気になる」かを聞いたところ、20歳代は20%が「あてはまる」と回答。「ややあてはまる」を合わせると59%に上った。30歳代は「あてはまる」「ややあてはまる」の合計が47%。40歳代は同37%、60歳代は同23%にとどまった。
(日本経済新聞1月6日朝刊31面より)
周りからどう思われているかが気になる、というのは「AC(協調性)」に紐付けされます。弊社のMVAでは、心理学で有名なエゴグラムをベースに「CP(指導性)」「NP(寛容性)」「A(論理性)」「FC(活動性)」「AC(協調性)」の5つの要素から性格特性を分析しています。では、性格特性の各要素は、年代によりどのような差が生じるのでしょうか。受検者のデータベースより検証しました。
グラフより、
年代が高くなると数値も高くなる:CP(指導性)、A(論理性)
年代によりあまり差はない :NP(寛容性)
年代が高くなると数値は低くなる:FC(活動性)、AC(協調性)
という結果になりました。
このような結果になったのは、影響要因の違いによるものだと考えられます。指導性や論理性は主に教育や役割環境により影響を受ける要素であるため、経験豊富な年代の高い人の方が高い値となっているのでしょう。また、寛容性というのは教育により影響を受けるものなので、日本人の場合、母親との密接な関係により、10代までに構築されるのです。協調性と活動性は「気質」部分であり、遺伝的な影響を受けます。10代をピークに、年を重ねるごとに低くなっていくことが読み取れます。
指導性が低く、協調性が高いという現代の若者は、集団の中ではっきりと自分の意見を言うことに躊躇いを感じます。これでは、グローバル化が進むこれからの社会でリードしていくことは益々難しくなります。若いうちから積極的にいろいろな場に飛び込み、多くの修羅場経験を積むことが大切なのです。
※データ標本数:20代―2741 30代―2461 40代―2853 50代―594 60代―25
※このデータは標本より抽出したものですので、あくまで参考値としてご覧ください。
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2010年11月30日
今回は、弊社の市場価値測定テスト(以下、MVA)の性格特性について説明したいと思います。以前、弊社ブログで紹介したMVAでは、弊社独自に開発したセブンレイヤーズモデルに基づいて、各ビジネス基礎能力が100点満点で評価することができると説明しましたが、その中の性格特性についてもう少し詳しく説明いたします。
MVAの性格特性の項目は、エゴグラムに基づいて構成されており、大きく5つの因子(指導性・寛容性・論理性・活動性・協調性)に分かれています。(下図参照)
MVAでは、このエゴグラムに基づいて各特性について20点満点で表しています。よって、得点が大きければ大きいほど、その特性が色濃く出てくることになります。
ただし、上図をご覧になってわかる通り、各性格特性にはポジティブな面とネガティブな面があります。つまり、「その特性の点数が高くても、必ずしも良い面でその特性が表れているとは限らない」ということに注意しなければなりません。ストレスレベルで+と-の側面が表れるのです。各因子との相互関係
次に各因子との相互関係について説明いたします。上図の各因子の得点とその両隣の因子の点数との比較によって、その人の行動パターンを表現することが可能で、それは以下のように表すことができます。
MVAの中での性格特性の位置づけ
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